つり革や手すりを使って簡単「アイソメトリックトレーニング」!
第3回 電車の揺れや加減速を利用したバランストレーニングもお薦め
松尾直俊=フィットネスライター
座席に座っている時でも、意識の持ち方によっては体幹部の筋肉群を鍛えることが可能なのだ。それは通勤用の在来線でも同じことだと岡田さんは続ける。
「座っている時は、背もたれに体を預けないで骨盤を立てていれば、それだけで普段意識することが少ない、腰椎と大腿骨をつないでいる腸腰筋群のトレーニングになります。腸腰筋は歩行にも関わりますし、鍛えて張りを取り戻せば、下腹ポッコリを防ぐ助けにもなります。それに背筋を伸ばした姿勢をとることは、主に上半身を支える役目をしている脊柱起立筋のアイソメトリックトレーニングにもなるんです。オフィスの椅子でもやってほしいですが、せめて電車に乗っている1~2駅はその姿勢を保ってみましょう」(岡田さん)
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