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“ロカボ”山田悟の糖質制限の誤解

恐ろしい「食後高血糖」、どう見つければいい?

第6回 血糖値の測定に大変革!? 採⾎なしで測れる新型測定器が保険適用

 山田 悟

 ダイエットのために緩やかな糖質制限「ロカボ」を実践している人は多いでしょう。ロカボを提唱したのは糖尿病専門医の山田悟さん。本連載では、「食べる喜びをしっかり味わいながら健康になる」ことが何よりも大事、と話す山田さんが、ロカボについて医学的根拠から説き起こし、わかりやすく伝えていきます。
 前回は、健診の数値では見抜くことができない「食後高血糖」の怖さをお伝えしました。では、どうすれば食後高血糖を見つけられるのでしょうか。血糖値の測定方法について詳しく解説しましょう。

会社の健康診断では空腹時血糖値しか測れない

 前回は、健康診断を受けたときに知ることができる「空腹時血糖値」が正常範囲内でも、決してそれで健康が担保されるわけではないことをお伝えしました。私たちが恐れるべきなのは食後に一時的に急上昇する「食後高血糖」であり、それによって死亡リスクが高まることもわかっているのです。

 会社などにお勤めの方なら通常、血糖値は健康診断のときに採血して測ります。健康診断では、血糖値だけでなく、中性脂肪やコレステロール、肝機能など様々な要素を調べます。朝ご飯を抜いた状態で健診を受けて、その場で血液を採ります。この血液を測定した結果が、健診結果に載っている「空腹時血糖値」です。

 糖尿病の前段階で血糖値にまず異常が出てくるのは、空腹時の高血糖ではなく、食後の高血糖のほうです。空腹時の血糖値に異常が出てしまったら、糖尿病の発症は目前 。そうなったらそれこそ大変です(糖尿病の怖さについては連載で紹介する予定です)。だからこそ、前段階の時点で異常を見つけることが非常に大事なわけです。

 第4回でもお話ししたように、私たち日本人を含む東アジア人はインスリン分泌能力が弱いのです。欧米人は予備群の段階ではインスリン分泌を高めて高血糖を抑えようとしますが、日本人は予備群の段階からインスリン分泌が低下してしまっているという研究報告もあります。

 そして、インスリン分泌能力は年齢とともに低下します。「自分は健康」と思っていても、気づかないうちに自身のインスリン分泌能力では処理しきれない糖質を食べてしまい(それは若いころには処理しきれた量であることでしょう)、食後血糖値が予想以上に高くなっていることがあります。

 もしかしたら、「健診以外で血糖値を測るなんて、糖尿病になった後の人がすることでしょう?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、メタボリックシンドロームや糖尿病、そして心臓病などの病気を防ぐためにも、予防的に自らの食後の血糖値を知っておいていただきたいのです。

 とはいえ、多くの方は、健診以外で血糖値を測る方法をご存じないと思います。

 実は最近、血糖値の測定について、画期的な機器が登場したことをご存じでしょうか。そうした機器の登場も含め、私たち糖尿病専門医が望んでいた「誰もが手軽に食後の血糖値を計測できる環境」が少しずつ整いつつあるのです。そこで今回は、血糖値測定について、詳しくご紹介したいと思います。

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