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働く人に多い「過緊張」、1分間マインドフルネスで予防を

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 読者のみなさま、こんにちは。精神科医の奥田弘美です。私は現在、都内18カ所の企業の産業医として、金融、IT(情報技術)、広告業、製造業、小売業など様々な分野の働く人のメンタルケア・ヘルスケアに携わっています。この記事では、私が精神科医・産業医として日々リアルタイムに感じること・伝えたいことを通して、読者のみなさまが健やかに幸せに働くためのヒントを提供できればと願っています。

「家にいても仕事のことを考えてしまう」「上司の言葉が、寝る前になっても頭から離れない」「夢の中でも仕事のことを考えている」……。心当たりのある方はこの記事を(©Piotr Marcinski -123rf)

 2017年がスタートして1カ月が過ぎましたが、あなたの心と体はお元気でしょうか? お正月休みでスッキリ昨年の疲れを落とし、晴れ晴れとした気持ちで仕事をスタートさせることができたでしょうか?

 もしかして「年末年始も仕事のことが頭から離れず、あまりリラックスできなかった」とか、「家族と過ごしていても、これからどうなるんだろうかと不安や焦りを感じていた」とか、「年末ギリギリまで仕事して慌ただしく帰省して、常に時間に追われてイライラしていた」といった状態だったのでは?

 もしもあなたがこうした状態のまま新年の仕事をスタートしているのであれば、要注意。なぜかというと「過緊張」と呼ばれる兆候が出ているからです。

ビジネスパーソンに多い「過緊張」って?

 過緊張とは正確に言うと「自律神経の交感神経が過剰に緊張した状態」です。私が産業医として働く人をカウンセリングするなかで、一番多いお悩みがこの過緊張に関する症状です。

 例えば……。

 「家に帰っても頭の中で、仕事や職場のことをずっと考えてしまって落ち着かない」

 「日中に上司(または同僚、クライアント)から言われた言葉が、寝る前になっても頭から離れない」

 「明日すべきことが山積みで常に時間に追われ、夢の中でも仕事のことを考えている感じ」……などと訴える社員さんは本当に多い。

 つまり仕事や職場の人間関係のことが気になって、「気が休まらない」「リラックスしにくい」「しょっちゅうイライラ、ぴりぴりしている」「妙に焦りや不安を感じやすい」というのが過緊張の初期症状です。

 そしてこれらがさらに高じると

 「寝床に入っても何時間も寝つけない」

 「寝ついても、仕事の夢ばかり見て夜中に何度も目が覚める」

 「数時間しか寝ていないのに、明け方に目が覚めてしまって眠れない」といった不眠症状に発展していきます。

 その不眠症状が週に何度も頻繁に起こるようになってくると

 「朝になっても疲れがとれずに体が重だるい」

 「仕事に行く気力がわかず、気持ちがどんよりする」

 「会社でも仕事に集中できない、頭がボーっとする」と、うつ病の一歩手前である「抑うつ状態」に移行していってしまうのです。

 あなたもこの一連の過緊張症状の流れに陥りかけた経験はありませんか? この過緊張症状は、ストレスフルな現代日本で働く人なら誰もが容易に陥ってしまう、メンタル不調の黄色信号です。

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