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中野ジェームズ修一が徹底指南、遠回りしない体メンテ時短術

マッサージはコリや張りの根本的な解決にはならない!?

自力で筋力を高める運動の実践が疲れにくい体を作る

 松尾直俊=フィットネスライター

 ビジネスで多忙を極める日本の30~40代は体力の低下が著しく、5人中4人が将来寝たきりになる「ロコモティブシンドローム」の予備軍とされている。パワフルに働き、50代以上になっても健康的な生活を維持するには、正しい運動、食事、休養を行うことが大切だ。そこで、著名トレーナーの中野ジェームズ修一氏が誤った健康常識を一刀両断。効率的で結果の出る、遠回りしないための健康術を紹介する。今回は、疲れた時につい受けたくなる「マッサージ」について、その功罪を語ってもらった。

マッサージは筋肉の疲れを癒やしてくれるが、その効果はいつまで続くのか?(©Karel Joseph Noppe Brooks-123RF)

 足のだるさに肩や背中、腰の張り…。仕事にまい進するビジネスパーソンの中には、そんな症状に悩まされている人も多いことだろう。そんな時の対処として最初に思いつき、実行している人も多いのが、“マッサージ”だ。

 確かに上手な施術者が行うハンドマッサージは心地よく、筋肉の疲れを癒やしてくれる。しかし、「他人の手に頼りすぎるのは、自分の体の機能を低下させることになります」というのは、トップアスリートから一般人までの体づくりをサポートしている著名トレーナー、中野ジェームズ修一さんだ。

ふくらはぎを動かさないと血液循環が滞る

 仕事で座りっぱなし、あるいは立ちっぱなしと、長時間同じ姿勢で動かないでいると、脚がむくみ、それがだるさをもたらす。「それは心臓から押し出された血液が体に戻らず、脚に水分が溜まってしまう、うっ滞という現象が起こるからです。人間の心臓は胸の中心部にあり、全身に血液を押し出すことはできますが、下半身まで降りた血液を上半身に押し上げるほどの圧力は出せないのです」(中野さん)

 そこで、血液が心臓に戻る手助けしているのが下腿、ふくらはぎにある筋肉群だ。収縮と弛緩を繰り返すことでポンプの役割をして、脚の中の血液を上半身へ押し戻す。「この筋肉の働きが牛の乳搾りと似ていることから“ミルキングアクション”と呼ばれています。ジョギングやランニングなどの運動で心拍数が上がると血流量が多くなりますが、この時も走る動きによるふくらはぎのミルキングアクションが血液の循環を助けています」(中野さん)

 “ふくらはぎは第二の心臓”と言われることがあるが、まさにその働きをしているのだ。余談になるが、強度の高い運動を急に止めると、余計に呼吸が苦しくなったり、めまいや吐き気を感じたりした経験はないだろうか。これは、体の細胞はまだ酸素やエネルギーが必要なのに、運動を止めてふくらはぎのミルキングアクションを停止したことで、血液循環のスピードが低下してしまうからだ。運動後はウォーキングなどを続けて徐々に心拍数を落とし、血流も整えなくてはいけない。運動後のクールダウンが必要な理由は、こんなところにもある。

 「長時間同じ姿勢でいると、ふくらはぎのミルキングアクションによる血液還流がなくなって、代謝物質や水分が下半身に溜まり、脚がむくむのです。そこで、マッサージによってミルキングアクションを補助して押し戻してあげることが有効ですよ、ということになります。しかし、根本的にはふくらはぎを動かさないことで発生している現象です。手で揉むよりも、ふくらはぎの筋肉を能動的に動かしたほうが、体が本来持っている能力を発揮しながら、むくみを解消できます」(中野さん)

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