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「怒り」との上手な付き合い方

“怒る脳”を鎮める「脳内物質」でイライラ解消!

セロトニン、オキシトシン――“幸せホルモン”で「怒りにくい人」に

 山口佐知子=ライター

 現代社会はストレスがいっぱいだ。物事が思い通りにいかないとつい怒ってしまい、後で怒った自分に落ち込む。「こんな悪いサイクルから脱したい」――そう思っている人は多いだろう。そこで特集では、「怒り」を上手にマネジメントする方法を紹介する。
 今回は、前回に引き続き、ヒトの体と脳の働きを研究している自然科学研究機構生理学研究所の教授で、医学博士の柿木隆介さんに怒りと脳の関係について聞いていく。柿木先生によると、「神経伝達物質や脳内ホルモンなどと呼ばれる『脳内物質』の存在も怒りに影響している」という。

脳内物質で「怒り」をコントロール?

神経伝達物質や脳内ホルモンなどと呼ばれる「脳内物質」も、怒りのコントロールに関与しているという (©imtmphoto -123rf)
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 前回は、怒りの感情が発生したとき、私たちの脳の中はどうなっているのか、脳科学の観点から見た「怒りの対処法」などについて脳科学の専門家である柿木さんに話を聞いた。

 私たちの怒りの感情は、脳の中の大脳辺縁系で生じ、前頭葉で抑制するというメカニズムになっている。しかし、前頭葉が働き出すには3~5秒程度の時間がかかるため、そこで「イラッ」としてしまうのだ。この仕組みから、怒りを感じたときには、前頭葉の機能が活性化するまで数秒程度の時間をグッと我慢すれば、怒りが収まる。怒りを感じたときは、とっさに対応せず、数を数えたり、深呼吸をしたりして、時間を稼ぐことが重要になるわけだ。

 柿木さんはさらに、「神経伝達物質や脳内ホルモンなどと呼ばれる『脳内物質』の存在も、怒りに深く関わっています。『幸せホルモン』を増やし、『ストレスホルモン』の分泌を抑えることが、脳を鎮めてイライラ解消につながります」と話す。

 人間の脳で分泌される脳内物質は数十種類以上あると言われ、それぞれが人間の行動に大きな影響を与えていることがわかっている。柿木氏はその中でも「セロトニン」と「オキシトシン」という2つの脳内物質を分泌させることが重要だと話す。

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