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「怒り」との上手な付き合い方

怒りやすい人は病気になりやすい? 思いに任せた「怒り」は百害あって一利なし

「怒り」の感情をプラスに好転させる方法を身につけよう

 山口佐知子=ライター

 現代社会はストレスがいっぱいだ。身勝手な上司や話が通じない部下、思い通りにいかない子育てなど“イライラ”の種はあらゆるところにある。物事が思い通りにいかないと「怒り」につながる。そして怒ってしまった自分に落ち込む。
 「こんな悪いサイクルから脱したい」――そう思っている人は多いだろう。ただ思いに任せて「怒る」のは、百害あって一利なし。最近の研究では、怒りっぽい人は病気になりやすいという研究結果も出ている。そこで特集では、「怒り」を上手にマネジメントする方法を紹介する。

現代社会は「怒りの種」があらゆるところにある。思いに任せて怒ってばかりいては、周囲はもちろん自分にとってもいいことはない。上手にマネジメントする術を身につけよう (©imtmphoto -123rf)

 「混雑している電車内で、スマホの画面に見入っていて乗降者の流れを邪魔している人にイラッとした」「昼食を食べに入った店で、店員のぶっきらぼうな応対にカチンときた」「子どもの言動に、親である自分のほうがキレそうになった」――そんなふうに、職場や家庭などシチュエーションを問わず、あらゆる場面で「怒りっぽくなったな」と感じる機会が増えていないだろうか

 近年、鉄道で駅員に対する暴力行為が社会問題となっているのは周知の通り。タクシーでも、無理な要求を迫って運転手を罵倒したりすることが問題になっている。

 実際、現代社会は「怒り」の種がいっぱいある。会社での仕事でも、人手不足で仕事量は増える一方だというのに、身勝手な上司や話が通じない部下に振り回される…などとなるとストレスがたまる。物事が思い通りにいかないと、ついやり場のない「怒り」につながってしまう。そして思いに任せて怒ってしまう自分に落ち込む――。

 「こんな悪いサイクルから脱したい――」。そう思っている人は多いのではないだろうか。ただ思いに任せて「怒る」のは、周囲にも自分にとってもいいことはない。しかも、最近の研究では、怒りっぽい人は病気になりやすいという研究結果も出ているという。そこで今回の特集では、「怒り」を上手にマネジメントする方法を紹介する。

 まず今回と次回は、米国発祥の“怒りの感情をコントロールする”トレーニング法である「アンガーマネジメント」の考え方を学び、怒りと上手に付き合う方法を紹介していく。特集の後半では、「怒りを感じたとき脳内では何が起こっているのか」を脳科学の観点から解き明かしていく。

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