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「いきなり運動」が引き起こすトラブルを回避せよ!

運動不足の人は「転倒」と「遅れてくる筋肉痛」に注意!

第2回 いきなり体を動かしたときに起こりがちなトラブルとは

 塚越小枝子=フリーライター

運動会の親子競技、友人に誘われて久しぶりのテニス…。なにかと体を動かす機会が増える、この季節。本特集では、これまで全く運動していなかった人や、長年のブランクがあった人が急に運動したときに見舞われやすいトラブルと、その予防法を解説する。第2回はいきなり運動したときのトラブルについて。ぎっくり腰やアキレス腱断裂を起こしやすいというウワサは本当だろうか?

怖いのは転倒とそれに続く骨折、筋肉のけいれん、捻挫

 運動不足になると、心肺機能も下肢の筋量・筋力も、どんどん衰える(第1回「若さの目安はシミ・シワよりも『大腿四頭筋』」参照)。そんな体でいきなり運動をすれば、ケガ(外傷)や故障(障害)を招くことは想像に難くない。

 順天堂大学大学院スポーツ医学教授で整形外科医の櫻庭景植さんは、「“運動不足”の定義が難しいこともあり、日頃運動をしていない人が運動時にどんなトラブルを起こしやすいか、という科学的なデータは実はありません」と明かす。その上で、「経験上、運動不足の人が急に運動をした際に多いトラブルは、『転倒とそれに続く合併症』、そして『筋肉痛』です」と話す。転倒の合併症とは、具体的には骨折、筋肉のけいれん、捻挫などだ。

“昔取った杵柄”のある人ほど自分の運動能力を過信しやすい

 転倒が多い理由としては、以下のような要因が考えられる。

  1. 加齢により神経-筋反応(*1)が衰えている
  2. 運動不足による筋量・筋力の低下
  3. 関節の柔軟性の低下
  4. 準備運動不足
*1 中枢神経から筋肉へと情報が伝達し、筋肉が動くまでの一連の反応のこと。この反応が速いほど、俊敏な動きができる

 この4つがそろった状態でいきなり運動をするというのは、車に例えれば、エンジンを吹かして慣らし運転をすることなく、いきなりフルスピードで走り出そうとするようなものだ。これでは車の各部品にも負担がかかり、スムーズに走ることは期待できない。人間の体もこれと同じで、体の機能が衰えた状態でウォーミングアップもせずに動かすと、ダメージが生じやすい。

 「特に、若い頃にスポーツに励んだ経験があり、“昔取った杵柄”がある人は、自分はできるはずという思いはあるのに、俊敏性は落ち、体重は増え、筋力は落ちているといったギャップが大きく、無理をして転倒やケガを招きやすい傾向があります」(櫻庭さん)

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