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尾川とも子のボルダリング入門

ボルダリング前傾壁に役立つムーブ「キョン」「ランジ」の使い分け方

最終回 前傾壁に挑む【2】

 鶴見佳子=フリーライター

2015年秋からお届けしてきた「尾川とも子のボルダリング入門」もついに最終回。前回に引き続き、前傾壁を登るときに役立つ基本テクニックを紹介する。さらに、これからボルダリングの技量を上げていくために、普段からどんな練習を積み重ねればいいかについて尾川さんにアドバイスをいただいた。

スタティックムーブ「キョン」で傾斜壁を攻める

 ボルダリングの基本は「ムーブで登る」こと。ムーブには、「静的(スタティック)なムーブ」「動的(ダイナミック)なムーブ」「その中間的なムーブ」があることをここまでに尾川さんに教えてもらった(第9回をご参照ください)。

 では、傾斜の強い壁を攻める時にはどんなムーブをしたらいいのか。前傾壁を攻める時に便利なムーブの一つが「キョン」。これは、反動を使わず、じっくりと攻めていく静的(スタティック)な動きだ。

 「キョン」は垂直壁から前傾壁まで、様々な場面で使えるムーブだが、特に傾斜のある壁でうまく足に力を入れられない場合、体をひねって両足でホールドを突っ張るようにすることで体を安定させつつ次のホールドを目指すことができる。

 「キョン」のやり方は次の通り。例えば、つかみたいホールドが左上にあり、左手でそれをつかむ場合は、腰の左側を壁に近づけるようにしながら体を大きくねじる。このとき、左足の膝は体の内側に落とし込むようにする。そうして左膝が曲がり切り、右足と左足でホールドを突っ張るようにして踏ん張る状態になったら、左腕を伸ばして次のホールドをつかむ。

「キョン」の体勢(※垂直壁の場合)
「キョン」は垂直壁から前傾壁まで、様々な場面で使えるムーブ。特に傾斜の壁では、両足でホールドを突っ張るようにすることで体を安定させながら次のホールドを目指すことができ、覚えておくと便利だ。垂直壁で見たほうが体勢が分かりやすいので、まずはこの写真でキョンの体勢の確認を。写真中の矢印は力を入れる方向
[画像のクリックで拡大表示]
キョンの体勢(前傾壁の場合)
前傾壁でキョンを行っている様子。写真中の足近くの矢印は力を入れる方向
[画像のクリックで拡大表示]

 上記のように、腰の左側を壁に付けるようにすると上半身が安定し、片手を離しやすくなる。安定した姿勢なので、体を休めることもできて一石二鳥だ。

 尾川さんによると、キョンは「比較的女性が好んで使うムーブ」だ。ただし、最大のデメリットは膝を痛める可能性があること。従って、多用は禁物だ。

 また、膝を折って壁にくっついたこの体位を解除するのは、やや大変なことを知っておこう。だが、キツイ傾斜の時に使うと楽に登れるので、ここぞという時に使えるムーブであることに間違いない。

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