日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > Goodayクイズ  > 人間ドックのオプション検査、迷ったらどう選ぶ?  > 2ページ
印刷

Goodayクイズ

人間ドックのオプション検査、迷ったらどう選ぶ?

クイズで学ぶ「人間ドックの受け方」

 日経Gooday編集部

 正解は、家族歴(血縁者に起こった重大な病気)です。

2親等以内の血縁者に起こった重大な病気は、自分にとって高リスク

 人間ドックでは、基本の検査項目でほとんどの生活習慣病やがんを網羅できますが、残念ながら、それで完璧というわけではありません。例えば、がんの中でも死亡数が多い大腸がんを調べたいと思ったら、便潜血検査だけでなく、大腸内視鏡検査などを受けた方が発見率は高まります。同じく死亡数の多い肺がんも、胸部X線検査に胸部CT検査を併用した方が早期の段階で見つけやすくなります。

 胃がんのリスクを知るためにはピロリ菌の検査も一度は受けておきたいですし、肝臓がんは、肝炎ウイルスによるものが多いため、一度は必ず感染の有無を確認すべきでしょう。男性特有・女性特有のがんの検査も基本項目には含まれていないので、女性であれば、乳がん子宮頸がん、男性なら前立腺がんはチェックしておきたいところです。

 そこで上手に取り入れたいのが、オプション検査です。オプション検査は主に、(1)各種がん、(2)動脈硬化など循環器系の異常、(3)その他(認知症、骨粗しょう症など)―をさらに詳しく調べるものに分かれます。

 オプション検査は、施設によっても多種多様で、すべてを受けようと思ったら、体への負担も大きく、費用も高額になります。現実的な選択は、自分にとって、よりなりやすい(リスクが高い)病気から、優先的に調べていくことでしょう。

 三井記念病院総合健診センター特任顧問で日本人間ドック学会副理事長の山門實氏によると、個人によって異なるリスク因子の中で、特に重視したいのは、年齢、性別、生活習慣、家族歴の4つです(下表)。

[画像のクリックで拡大表示]

 例えば、胃がん、肺がん、大腸がんなど一般的ながんやメタボリックシンドローム、生活習慣病は、年齢を重ねるにつれリスクが高くなります。一般に、40代になったらこれらの病気のリスクは常に意識したいところです。ただし、乳がん、子宮頸がんなど女性特有のがんは、20~30代の若い世代でも発症しやすいので、若いときから検査を受けておく必要があります。閉経後の女性では骨粗しょう症のリスクも高まります。

 生活習慣なら、喫煙者肺がん、喉頭がん、食道がんなどのリスクが非喫煙者よりはるかに高い上、メタボにもなりやすいことが知られています。となれば、胸部X線検査よりも早期肺がんを見つけやすい胸部CT検査や、動脈硬化の進行具合を調べる動脈硬化ドックをオプションで選択したほうがよいというわけです。肥満、多量飲酒も、様々ながんや生活習慣病のリスク因子になります。

 リスクの判断には、家族歴も重要です。「家族歴は、つまり遺伝情報です。2親等以内の血縁者に起こった重大な病気は、自分にとって高リスクと考えてください」と山門氏。例えば、祖父が肺がんで亡くなっている人は、ほかの人よりも肺がんになるリスクが高くなります。家族歴がある病気は、年齢にかかわらず、若いうちからチェックしておいた方がいいでしょう。

 以上の点を考慮して、上手なオプション検査選びをしていきましょう。

この記事は、「人間ドックのオプション選びで考慮したい「4つの危険因子」」(梅方久仁子=ライター)を基に作成しました。
関連記事

先頭へ

前へ

2/2 page

BACK NUMBERバックナンバー

バックナンバーをもっと見る

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

  • 突然死を招く「高血圧」 “少し高め”でも放置は危険!

    日本人の40代男性の約3人に1人、50代男性では約3人に2人が該当するといわれ、女性でも更年期以降に増加する「高血圧」。「少し高いだけだから」と思って対策を先延ばしにしていると、血管の老化が進み、脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる合併症を引き起こすほか、ヒートショックによる突然死などの原因にもなる。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間
明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.