日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

からだケア

Goodayクイズ

大人の「脱腸」は、男性に多いってホント?

クイズで学ぶ「鼠径ヘルニア」

 日経Gooday編集部

正解は、(1)ホント です。

 鼠径(そけい)ヘルニアは、右の図に赤い点線で示した「鼠径靭帯(じんたい)」の上縁に沿った管(鼠径管)から、腸など腹腔内の臓器が皮膚の下に飛び出す病気です。

 鼠径という言葉の語源は、ネズミの通り径(みち)から来ています。男児では、胎児のときに腰部の腎臓の近くに発生する睾丸が、腹壁を通って陰嚢(睾丸を包む袋)まで降りてきます。この通路が、睾丸をネズミになぞらえて、鼠径管と呼ばれているのです。女児の場合は、子宮を支える「子宮円靭帯」が、鼠径管を通って陰部まで下降します。

 大人の鼠径ヘルニアは、鼠径管のある鼠径部の腹壁がゆるむことで起こります。具体的には、腹壁の筋肉の最も腹腔側を覆う筋膜が、代謝異常によって弱くなることが原因とされます。聖路加国際病院消化器センターヘルニアセンター長の柵瀨(さくらい)信太郎医師によると、筋膜が弱くなることには喫煙や遺伝が関係しているのではないかという意見はありますが、はっきりとは解明されていないそうです。

 発症数は、30歳ぐらいから加齢とともに増加し、60代、70代が発症のピークで、その80~90%が男性です。「運動、食事、仕事などとは直接、関連性はないため、予防する方法も分かっていません。誰にでも起こり得る病気だといえます」と柵瀨医師は話します。

 鼠径ヘルニアそのものは命に関わる病気ではありませんが、放置するとまれに、皮膚の下に飛び出した内臓が体内に戻らず、石のように硬くなって押すと痛む「嵌頓(かんとん)」を生じることがあります。こうなると緊急手術が必要になるので、軽度のうちに、早めに対処したいですね。

 さらに詳しい解説はこちら。

◆専門医に聞く「鼠径ヘルニア」
下腹部のふくらみはヘルニア? 放置して大丈夫?

関連記事
日経Gooday マイドクター 登録初月は無料!

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について