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山では水分を多く取り、朝の乾布摩擦も欠かさない【三浦雄一郎】

第2回 来年は86歳、目標はヒマラヤで山頂からスキー滑降

 三浦雄一郎=プロスキーヤー

 一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月お話を伺っているのは、プロスキーヤーの三浦雄一郎さん。第2回は、日常でのトレーニングや生活習慣に加え、エベレストなどの高所へチャレンジする前の訓練や準備などについて聞いた。我々が近郊の山に登る時にも十分に役立つことなので、参考にしてはどうだろうか。

 ヒマラヤへ行く時には、2~3カ月前から週に2回ずつ常圧低酸素ルームに入って、3000、4000、5000mと酸素濃度を下げていってトレーニングします。僕の場合は、山に登ると酸素を体中に行き渡らせるために、血圧が上がります。今、僕の普段の血圧は160mmHgくらいですから、高所に行くと簡単に200mmHg以上になるんです。ですから、事前に体を慣らしておく必要があります。

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 僕は一般的な健康診断を受けると、血圧や血糖値、コレステロールも基準値より高いです。病院からは、降圧剤など4種類くらいの薬をもらっています。でも、さすがに山を歩く時は飲みますけど、普段の生活に支障はありません。僕の歳だと140mmHgを超えると高血圧だと言われますが、どうしても血管が細くなるので、血圧はある程度高くないと酸素や栄養素が脳や内臓に行き渡らないと考えています。

 血圧が高いからと医者からもらった降圧剤を飲んで、フラついたり転んだりしてケガをした仲間が結構いるんですが、それは血圧を下げ過ぎているからだと思います。コレステロール値についても同じで、今は健康診断の基準値を下げ過ぎているから、僕と同じくらいの日本の年寄りはどんどん元気が無くなって、ボケる人が増えているのではないでしょうか(笑)。基準を見直せば、もっともっと元気で長生きできるだろうと思いますよ。

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