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知っていますか? 五月病とうつ病の違い

第1回 五月病、5つの実体

 柳本 操=フリーライター

人事異動や入社など、環境が大きく変わる4月。そしてその環境にようやく慣れてきたころに出てくる「出社するのがつらい」「自分はこの職場に合わないんじゃないか」…というモヤモヤとした悩みや意欲の低下、体の不調は総じて「五月病」と呼ばれる。これまでは一過性のものとされてきたが、放置すると改善が遅れ、症状が長期化することも。そもそも五月病とは何なのだろう?

「思っていた職場と違う…」

「自分が思い描いていた社会人って、こうではない」と感じている新入社員は少なくない。(©arekmalang -123rf)

 5月、異動や入社といった環境変化を乗り越えてようやく気持ちも落ち着く頃。総合商社の社員のAさんは、周りの先輩に期待されて迎えられたが、どうやら最近表情が冴えない。

Aさん(心の声):「バリバリ仕事して、売り上げを伸ばすつもりで入社したのに、今日もまた雑用かよ。先輩は仕事のことなんか教えてくれないし、どうやっていいかわかんない。はぁ、『やり方が違う』って上司から言われるし。こんなはずじゃなかった…」

 やる気はありそうだが、思うように仕事がはかどっていないのは周囲からでも分かるようで、「入社当初はハツラツとしていたAさんが、近頃は空回りぎみで仕事がはかどっていないみたい」と、隣の部署のアシスタントたちの噂の的にもなっていた。


五月病の実体【1】理想と現実のギャップに折り合いがつかず起こる不調

 4月に意気揚々と新生活を始め、「こんな仕事がやりたい」「自分の能力を最大限に生かしたい」と張り切っていても、そのイメージと現実にギャップがあるのはよく聞く話。

 「大きい環境変化にさらされたときに、その環境が自分が思い描いていたものと違う、というギャップに折り合いをつけられずに起こる不調のことを一般に五月病と呼びます」と、東京大学環境安全本部教授で産業医でもある大久保靖司さんは言う。特に就職は、人生の中でも環境が激変するイベントの一つ。「進学やクラス替えのたびに不安定になる人も少なくないのですが、学生という境遇は同じで、変化の度合いはまだ小さい。一方、『学生から社会人』という、生活も人間関係もガラッと変わるタイミングの場合、五月病になる人が出てきやすい」と大久保さん。

 Aさんのように出勤はするものの、「やる気が出ない」「仕事がいっこうにはかどらない」という状態がじわじわと悪化していく。環境が変化したタイミングから1~2カ月後、すなわち新入社員では5月ごろにこのような状態が顕在化しやすいことから、「五月病」と呼ばれてきた。

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