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虫歯より深刻「酸蝕歯」 ちびちび飲み、歯には負担

原因は強い酸/健康志向の食品も注意

 日本経済新聞電子版

虫歯、歯周病に次ぐ第3の歯の疾患として、近年問題になっている酸蝕歯(さんしょくし)。酸性の飲食物などで歯が溶けてしまう症状だ。詳しい原因や予防法を知っておこう。

(c) Danny Kosmayer - 123RF

 ワイン、炭酸飲料、栄養ドリンク、かんきつ類、ドレッシング――酸性度の高い飲食物が原因で、歯が溶けるおそれがある。歯は酸に弱いが、唾液が酸を洗い流して中和するため、通常は大きな問題は起きない。

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 ところが強い酸に長い時間、または繰り返し触れていると、唾液の中和作用が間に合わなくなる。化学反応で歯の表面のエナメル質が溶け、薄くなったり軟らかくなったりする。

 さらに溶けると下の象牙質がむき出しになり、歯がしみたり、もろくなって欠けたりすることも。これらの現象を歯の酸蝕という。

 外務省歯科診療所(東京・千代田)の外務技官で東京医科歯科大学非常勤講師の北迫勇一さんは「酸蝕歯は広範囲な分、局所的な虫歯に比べてより深刻」と指摘する。酸蝕歯は酸にさらされる歯全部が溶けてしまうためだ。歯垢(しこう)のたまりやすい場所が溶ける虫歯より影響が大きい

 潜在的な患者も多い。北迫さんが15~89歳の男女1108人を対象に2014年に実施した調査によると、4人に1人が酸蝕歯だったという。

 酸蝕歯が厄介なのは「健康や美容によいとされるものが原因になるところ」と北迫さん。ダイエットのため黒酢の原液を朝晩飲んでいたり、手の甲のシミを薄くしようと、グレープフルーツを1日2玉食べていたりする、健康や美容への意識が高い人ほどなりやすい傾向があるという。熱中症対策にスポーツドリンクをよく飲む人も要注意だ。

 酸性・アルカリ性の度合いを示すpH(ペーハー)値は、低いほど酸性度が高い。虫歯の場合、口の中が5.5以下になるとエナメル質が溶け始める。酸蝕歯を引き起こす明確なpH値はまだわかっていないが、5.5以下の飲食物はリスクを高めると考えられている。

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