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誰もが持つ「口臭の不安」 原因と解消法

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人と話す時、口臭が気になって口を大きく開くことができず、ボソボソと話してしまったり、電車など混み合った場所で思わず息をひそめてしまったり。誰もが少なからず持つ「口臭の不安」。どう解消すればいいか、専門家に聞いた。

 口臭の訴えは、体の不調のなかでも独特だ。「自分が困ることはほとんどないが、周囲のことを考えて不安になる」と指摘するのは、鶴見大学歯学部付属病院(横浜市)口腔(こうくう)機能診療科で口臭外来を開く、中川洋一准教授。

 口臭対策のポイントは2つ。自分の状態を客観的に知ることと原因を正しく知ること。大半の人は自分に合ったケアで改善するからだ。口臭外来などを受診すれば、分析装置を用い、どれぐらい臭いがあるかを調べてくれるが、中川准教授は「まずは家族などに率直に尋ねてみて」と話す。

細菌が根本原因

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 胃腸や気管支などの病気で臭いがする場合もあるが、9割以上は口の中にいる細菌が原因となっている。細菌は、唾液やはがれた粘膜、食べ物カスに含まれるタンパク質を分解し、硫化水素などの口臭物質(揮発性硫黄化合物)を作り出す。

 例えば、歯の磨き残しがある場所にできる歯垢(しこう)は細菌の固まり。中川准教授は「小学校に入る頃に1人で歯磨きするようになり、不十分だと歯垢がたまりやすい」と話す。子供の口臭に気づいたら、正しい歯磨きを教えよう。

 リンパ組織が発達する時期である中学生、高校生で口臭の原因となることが多いのは、口の奥にあるアーモンドのような形をした扁桃(へんとう)にできる膿(のう)栓だ。強い悪臭を放つことがあるので「臭い玉」と呼ばれることもある。

 はくらく耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニック(横浜市)の生井明浩院長は「扁桃の表面には小さなくぼみがあるが、炎症をくり返していると、くぼみに細菌と白血球が戦ってできた膿(うみ)が詰まって白い固まりの膿栓を作る」と話す。大人でも、喫煙者などで扁桃に慢性的な炎症がある人はできやすい。

 膿栓の対策について「毎日、水道水でうがいするほか、扁桃炎の予防にビタミンCを十分にとってほしい」(生井院長)。自己流でつまようじでほじったり、シャワーの水をあてる人もいるが、「くぼみを広げてしまい再発しやすくなる」と話す。できやすい人は耳鼻咽喉科で膿栓の吸引やくぼみの洗浄してもらい、原因となる扁桃炎の治療を受けよう。

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