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トピックス from 日経電子版

汗の季節に気になるニキビ 原因は顔のダニかも…

目のトラブルも 洗顔・塗り薬で抑制

 日本経済新聞電子版

 「イオウ外用薬は独特な刺激臭があり、肌を乾燥させる。アトピー性皮膚炎などがある敏感肌には、使用を控えて」(夏秋准教授)。保険適用外だが、殺ダニ効果のあるメトロニダゾールを使うこともある。

[画像のクリックで拡大表示]

 まつげの毛根周辺で見つかるニキビダニ、通称「まつげダニ」が増えすぎて起きる目のトラブルもある。慶応義塾大学医学部(東京・新宿)眼科の川島素子特任講師によると「なかなか治らないまぶたの炎症とまつげダニの関連が、徐々に解明されている」。男女問わず、加齢と共にトラブルが増えるという。

 「まつげの毛根に乾いたフケや目やにがたまったり、まぶたの縁に炎症が起きたりしている目に、まつげダニの異常増殖がみられることがある」(川島特任講師)。毛根が弱り、まつげが抜けやすくなるのも特徴だ。

 主な症状は目の乾きや疲れ、目がゴロゴロする違和感、目が重く不快感を感じるといったドライアイの症状。ものもらいになりやすくなるほか、アレルギー性結膜炎を発症することもある。

 まぶたの縁には、涙が蒸発しないように油を分泌する部位のマイボーム腺が並んでいる。「加齢でスムーズにまばたきができなくなったり、マイボーム腺が出す油の性質が悪くなったりすることで、まつげダニが異常に増えて、目の炎症などのトラブルを招くのではないか」と川島特任講師は分析する。

 予防も治療も、まぶたを清潔に保つことにつきる。目薬は効かない。1日5分、眼の周辺を温めよう。マイボーム腺で詰まった油を溶かし、まぶたの血流を改善する。続いてまつげの根元周りを指の腹でやさしくマッサージするように洗うと、汚れが取れやすくなる。

 顔にいるダニを怖がる必要はない。「いること自体は当たり前なので、神経質にならなくてよい」(夏秋准教授)。肌や目にトラブルが起きたときは、ニキビダニが異常に増えている可能性を念頭に置いて、上手に対応することが大切だ。

(ライター 結城未来)

[NIKKEIプラス1 2018年6月16日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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