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皮膚にプツプツじんましん かゆみは冷やして抑える

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 食品以外では物理的刺激でじんましんの原因となることも多い。衣服で皮膚がこすれる、下着やベルトで圧迫される、入浴などによる温熱刺激や冷水による寒冷刺激を受ける、強い日差しを浴びる、運動で発汗するなどが代表的なものとして挙げられる。

 ただし、実は原因がはっきりしているのは全体の3割ほどだ。じんましん患者の7割は、原因が明らかでない特発性じんましんだという。しかも、このタイプでは、毎日のように症状が現れるケースも少なくない。そんな状況が1カ月以上続くと、慢性特発性じんましんと診断される。

 じんましんが起きたとき、家庭ではどうしたらいいのだろうか。思わずかきたくなるが、かくとじんましんが広がってしまうことも多いので、まずは安静にする。菊池皮膚科医院(東京・荒川)の菊池新理事長は「アイスパックなどで冷やしながら腫れがひくのを待つといい。一般的なじんましんの場合は、24時間以内で症状が治まることが多い」と話す。

 注意したいのは、皮膚以外の症状だ。例えば息苦しいなど呼吸器症状もじんましんが原因のことがある。菊池理事長は「ノドの奥にある気道まで腫れると、呼吸困難をもたらすこともある」と話す。息苦しいと感じたら、すぐに医療機関で受診する。また、消化器症状としては、ヒスタミンなどが過剰に出ることによる腹痛もある。この場合も至急、医療機関を受診したい。

 一方、特に原因が定かでは無いが長く続く慢性特発性じんましんは、症状を放置しておくと、さらに治りにくくなる。早めに治療を受けたい。猪又准教授は「新しい抗ヒスタミン剤などを試しながら、その人に合う方法を探す」と話す。

 なお、ストレス、睡眠不足、疲労はじんましんを悪化させる。精神的なストレスは、慢性的なじんましんの原因にもなる。ストレスを発散する方法を考えよう。「早寝早起き、便秘の改善など規則正しい生活を送ることで、症状はやわらげることもできる」と猪又准教授はアドバイスする。

(ライター 荒川 直樹)

[NIKKEIプラス1 2017年4月8日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「病気・医療」からの転載です。
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