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トピックス from 日経電子版

デスクワークの敵、肩こり・腰痛は3つの首で治す

 日本経済新聞電子版

オフィスの仕事にパソコンが不可欠な時代となり、肩こりや腰痛に悩む人が増えている。目から来る肩や腰の痛みは、マッサージ、ヨガなどに通っても、なかなか改善しない。そんな悩める肩こり持ち、腰痛持ちにおすすめの治療法があると聞き、足を運んでみた。肩こり、腰痛は首、足首、手首の3つの首をケアして、血液とリンパ液の流れを直せば、たちまち解消するのだという。

「肩こり、腰痛は3つの首がポイント」と熊谷さんは語る
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 訪れたのは銀座、新宿など都内4カ所で疲労回復整体を運営する「ここらぼ整体院」だ。パソコン作業などで肩こり、腰痛がひどい人が、ひっきりなしに訪れる。院長の熊谷剛さん(33)は「肩こり、腰痛の大半は体のゆがみが原因。肩や腰の筋肉が引っ張られ、柔軟性を失うことで痛みが出る」と語る。それを改善するには、肩や腰を強くもんだり、たたいたりするのではなく、首、足首、手首をケアすることで、血液など体液の流れを円滑にするのが効果的なのだそうだ。

 仕事でパソコンが必須な筆者も、軽い肩こりがある。3つの首をケアする治療を体験してみた。筆者の場合、まず右肩と左肩の筋肉のバランスが悪いそうだ。左側が固まっているという。右手、左手を横に伸ばし、それぞれ真っすぐ頭の横まで上げてみると、確かに左腕が右腕に比べて上がりにくい。治療はシンプルだ。熊谷さんが左右の手首を軽くもむ。もむというより、触られているという感じに近い。時間にして1分くらい。ホントにこれで効くのかと思っていたら、不思議なことに、先ほどより左腕が上がりやすい。気のせいかもしれないが、肩が軽くなり、動きやすくなったと感じたのは事実だった。

 次に同院が開発した肩こり、腰痛対策のオリジナル枕に頭を乗せ、横たわる。体のゆがみを治す効果がある枕だという。肩のあたりまでカバーする大きな枕だ。筆者は体が固く、寝転がって両足を真上に上げるのに苦労する。この枕に首と肩を乗せ、しばらく寝転がり、再び両足を上に上げると、どうも先ほどよりスムーズに上がる気がする。熊谷さんいわく、この枕を使って首をケアすることで体液の流れが改善し、腰痛が緩和するのだという。

 都内・港区のコンサルタント会社に勤務する小口和昭さんはひどい腰痛持ちだったが、この治療院に一度行ったら、症状が改善したという。口コミでお客が増え、今は1店舗あたり月に300人ほどが治療にやってくる。同院は最近、美容院と提携し、オリジナル枕の提供を始めた。シャンプーの後、少しの時間、首に枕を当てて上向きの姿勢を取っていると、肩こりが解消すると評判だ。

 現代のビジネス病ともいえる肩こりと腰痛。その対策は様々だが、同院の場合、施術時間は20分ほど。初回は5000円だが2回目以降は2000円なので、短時間で症状が改善するなら、月に1回くらい訪れてもいいかなと思った。月に2-3回程度来院する人が多いそうだ。取材の後で聞いたのだが、筆者の手首などをケアしてくれた熊谷さんはカリスマ整体師と呼ばれ、その治療は5分間で3万円だそうだ。週末の予約客しか対応していないが、いつも予約はいっぱいだという。そんなカリスマ整体師とは知らずに、「そう言われてみれば効いているかもしれない。気のせいかな?」などと、失礼なことを言ってしまった。

(編集委員 鈴木 亮)

[日本経済新聞電子版2015年4月2日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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