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「休んでもだるい」 多い感染症、不眠はうつ病疑え

「ただの疲れ」以上なら総合診療科へ

 日本経済新聞電子版

肺の炎症も注意

(©habun-123rf)

 だるいうえ、階段を昇るなどで息切れする場合は、心臓か肺の病気かもしれない。全身に血液を送る心臓のポンプ機能、あるいは酸素と二酸化炭素を交換する肺機能が衰えている可能性がある。「下半身にむくみがあれば心臓、咳やたんが出れば肺」(生坂教授)といった症状が出やすい。

 「なかでも最近問題視されているのは慢性閉塞性肺疾患(COPD)」と生坂教授。たばこの煙などを長期間吸うなどで肺に炎症が起きる病気だ。呼吸困難や全身のだるさが続くという。

 一方、血液や画像検査でどの臓器や器官にも異常が見つからず、うつ病でもないのに、何もできないほど猛烈にだるい状態が長期に続くという訴えがある。「慢性疲労症候群の可能性が高い」と生坂教授。発症原因が解明されていない厚生労働省の指定疾患だ。

 ただの疲れとは思えないだるさが続くようなら、病院の総合診療科などを受診し相談を。深刻な病気のサインを見逃さないようにしよう。がんなど悪性腫瘍は進行するにつれ、だるさが増していくとされる。鈴木教授は「増殖するがん細胞が大量のサイトカインを出すのに加え、臓器の機能不全や栄養不良も引き起こすため」と話す。

◇     ◇     ◇

薬の副作用のケースも

 だるさを感じるもう1つの原因に薬の副作用がある。「多くの睡眠薬や精神安定剤に含まれているベンゾジアゼピンという成分は、体を非常にだるくする」と鈴木教授。

 血圧を下げたり、心臓病を予防したりするのに使われるβ(ベータ)遮断薬も、かなりのだるさをもたらす場合がある。

 また鈴木教授は「鼻水などのアレルギー症状や花粉症に有効な抗ヒスタミン薬も、だるさと眠気を感じることが多い」と話す。花粉症だけでもだるいのに、薬の服用により、だるさが増す。

 診察を受ける際は、お薬手帳を忘れずに。全身の倦怠感があまりに強い場合は、医師に処方薬の調節を相談したい。

(ライター 松田 亜希子)

[NIKKEIプラス1 2017年1月28日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「病気・医療」からの転載です。
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