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データで判明!太り気味の人に多い食習慣とは?

延べ785人、6000枚の画像から分析によって明らかに

 鈴木 英子=ニューズフロント

 健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」を提供するドコモ・ヘルスケアは、スマートフォン向けヘルスケアサービス「からだの時計 WM」の「管理栄養士相談サービス」に蓄積されたデータをもとに、からだと食生活に関する調査・分析を実施した。その結果から、肥満の人よりも、肥満手前の「太り気味」の人の方が、健康課題を意識していない食生活を送っている様子が浮き彫りになった。

 管理栄養士相談サービスは、食事の写真をスマートフォンから送信するだけで管理栄養士からアドバイスを受け取れる機能。調査では、2015年3月のサービス開始から10月末までの、延べ785人にのぼるデータと利用者から投稿された写真6022枚を、個人が特定できないかたちに加工して分析した。

「やや肥満」が夕食時刻が最も遅い

 BMIごとの夕食の食事時刻を分析したところ、20時以降に食事をとっている割合は、「痩せ・痩せ気味(BMI値18.5未満)」の人では27.5%、「普通(同18.5以上25未満)」は39.9%、「肥満(BMI値30以上)」は39.0%であるのに対し、「やや肥満(同25以上30未満)」は48.1%と食事時刻が一番遅い。特に22時以降の夕食が比較的多い傾向にあり、他の体型の人より夜型の食生活であることが伺える(図1)。

図1◎ BMIごとの夕食の食事時間
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やや肥満の人は肥満の人の2倍揚げ物を食べている!?

 夕食の食事内容を分析し、BMIごとの揚げ物の摂取頻度を比べたところ、やや肥満の人は月に3〜4回程度揚げ物を食べている。食事1回あたりに換算した揚げ物の摂取率を見ると、やや肥満の人は肥満の人の約2倍になる。また、やや肥満の人は週末に揚げ物を食べる頻度が高く、特に金曜日と日曜日の摂食率は全体平均に比べ1.5倍多い(図2)。

図2◎ BMIごとの揚げ物の摂食率
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 管理栄養士の小島美和子氏によると、夜は脂質の代謝が落ちるので体脂肪に変わりやすくなる。そのため、遅い時間に忘年会などの飲み会に参加する場合は、肉類や揚げ物といった油脂の多いつまみを控えた方が良い。それでも夜遅くに揚げ物を食べ過ぎてしまった場合は、翌朝いつも通りにきちんと起床し、朝日を浴びて体内時計をリセットすることでしっかり代謝を上げ、翌日の消費カロリーを増やすことを、小島氏は勧めている。

 同調査で、体型と食べ物の傾向に関する結果については、「食事の写真で判明! 痩せた人ほどアレを食べている」をご覧ください。