日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > ダイエット・食生活  > トピックス  > トクホ、機能性表示 意外に知らない健康食品の注意点  > 2ページ
印刷

トピックス

トクホ、機能性表示 意外に知らない健康食品の注意点

どれだけ知っている?トクホ、機能性表示食品の本当のこと(2)

 村山真由美=フリーエディタ―・ライター

機能性表示食品の意味を正しく理解している人はわずか3割

[画像のクリックで拡大表示]

 機能性表示食品は2015年4月にスタートした新ジャンルの「保健機能食品」だ。そもそも食品は機能性を表示することができないが、保健機能食品は食品の中で例外的に機能性の表示が許可されているものだ。現在、栄養機能食品、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品の3ジャンルがある。

 栄養機能食品は、すでに機能性や安全性などの科学的根拠が確認されているビタミン、ミネラルなどを含む食品で、国が規定する量を含んでいれば、特に届け出をしなくても機能性を表示できる。

 一方、トクホは健康の維持増進に役立つ特定の成分(例えばオリゴ糖など)を含む食品だ。企業が臨床試験を行って有効性や安全性の科学的根拠を国に申請し、審査をクリアすれば国から表示が許可される。だが、審査の基準は厳しく、臨床試験に多大なコストがかかるため、表示を許可されている食品は1275品目にとどまっている(2016年11月14日現在、日本健康・栄養食品協会ホームページによる)。

 最も新しい機能性表示食品は、従来のトクホのハードルを大きく下げたものといえる。企業は、科学的根拠を含めた必要事項(関連する論文など)を国に届け出れば、審査なしに機能性を表示できる(臨床試験の実施は必須ではない)。しかも、表示の自由度は高い。あくまでも企業の責任において自主的に表示される点がトクホとは違う点だ。

 簡単にいうと、機能性表示食品はトクホに似ているが「トクホよりも手続きが簡易で、いろいろな表示ができる。しかし、国の審査を経たわけではない食品」といえる。

 この3つは、名前が似ていてややこしく、一般の人が正しく理解するのは非常に難しい。そこに乗じた商品もあるという。

 「栄養機能食品は、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を補うためで、ビタミンなどが一定量入っていれば表示ができます。例えば、ダイエット系のサプリメントにビタミンB6を一定量入れたり、ヒアルロン酸やコラーゲンのサプリメントにビタミンEを一定量入れることで、『栄養機能食品』とうたうことができます。つまり、本来の目的とは違う成分を添加することでも『栄養機能食品』と表示できるというわけです」(千葉さん)

 同じような製品が2つ並んでいて、一方は何の表示もなく、一方は「栄養機能食品」と表示があったら、表示があるほうが「お墨付き」があって効果が高いように感じてしまう。そういった消費者の心理をついた商品が出回っているということを覚えておこう。

 「健康食品はどんな名前がついていても食品です。それは、トクホであっても同じで、薬のような効果を期待して使うことは間違っています。あくまでも食品だということを忘れずに」(千葉さん)

次ページ
GMPマークって?

RELATED ARTICLES関連する記事

ダイエット・食生活カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

  • 突然死を招く「高血圧」 “少し高め”でも放置は危険!

    日本人の40代男性の約3人に1人、50代男性では約3人に2人が該当するといわれ、女性でも更年期以降に増加する「高血圧」。「少し高いだけだから」と思って対策を先延ばしにしていると、血管の老化が進み、脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる合併症を引き起こすほか、ヒートショックによる突然死などの原因にもなる。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間
明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.