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「排尿のキレ悪く、トイレも近い」 年だから仕方ない?

放置すれば症状悪化や「転倒」「うつ」などの可能性も

 日経おとなのOFF

 排尿障害を改善するには、骨盤底筋を鍛える運動が有効です。ウオーキングや、下に紹介したようなトレーニングを実践しましょう。私が過去に実施した3カ月間の運動指導で、55%の人は尿失禁が完治しました。

 ただし、排尿障害は前立腺肥大など疾病が原因の場合も。3カ月で変化が見られなければ、躊躇(ちゅうちょ)せず専門医を受診してください。

排尿障害を放置するとこんなリスクが!

1 閉じこもりがちになり、人付き合いに支障が出る

尿失禁のうち男性に多いのは、突然強い尿意を催す切迫性尿失禁。常にトイレが気になるため、尿漏れがある人の約4割が外出を控えているというデータも。その結果、人との付き合いが減り、ますます閉じこもる傾向に。

2 睡眠不足を招き、うつを発症する場合も

尿失禁は頻尿を伴うことが多く、金さんたちの調査によると、尿失禁者の半数が頻尿。夜中に度々トイレに起きると寝つきが悪くなり、睡眠不足になりかねない。睡眠障害によって抑うつ状態を引き起こすリスクが高まる。

3 重大な病気に気づかず、病状が進行してしまうことも

排尿障害は加齢が原因であることが多いが、前立腺肥大や前立腺がん、尿管結石、また女性の場合は子宮脱や膀胱(ぼうこう)脱などの重大な病気によって排尿障害が起きている恐れもある。運動しても改善しない場合は、早めに受診を。

【尿失禁を予防・改善する体操】

内臓を支える骨盤底筋の筋力を回復するための運動。
1 膣や尿道を2~3秒間短く「ぎゅっ」と絞め、緩める。2 肛門・尿道を6~8秒間程度「ぎゅーっ」と絞め、10秒くらい緩める。1 2 の繰り返しを15回。1日3セット行う。この他、腹筋を鍛えて、膀胱や尿道を圧迫する腹部の脂肪を減らすことも有効だ。

上/座って行う場合は、椅子に浅く腰かけて、手を膝に置き、足を肩幅に開く。人に気づかれずに、職場などでも可能だ。
下/あおむけの場合は、足の裏を床につけて両膝を軽く曲げ、肩幅に足を開く。


(ライター 中城邦子)

金 憲経(キム ホンギョン)さん
東京都健康長寿医療センター研究所自立促進と介護予防研究チーム研究部長
金 憲経(キム ホンギョン)さん 1956年、韓国生まれ。慶北大学校卒業後、筑波大学大学院へ。体育科学博士。筑波大学講師、東京都老人総合研究所主任研究員を経て、2006年から現職。高齢者の運動機能改善の研究に携わり、尿漏れ・失禁の改善のプログラムを策定、運動指導も行っている。
日経おとなのOFF 2017年11月号記事を再構成
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