日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > トピックス  > 性行為で感染!「アメーバ赤痢」が急増中  > 3ページ
印刷

トピックス

性行為で感染!「アメーバ赤痢」が急増中

年間1000人以上、無症状のまま感染を広げるケースも

 大西淳子=医学ジャーナリスト

もっと詳しく:アメーバ赤痢とは(続き)

 患者は多くが、痔や大腸がんを疑って医療機関を受診します。なかには潰瘍性大腸炎と誤診されて、何年も投薬治療を受ける患者もいます。アメ-バ赤痢はステロイド剤を投与すると悪化するため、潰瘍性大腸炎として治療されている患者に、生命にかかわる腸穿孔(腸に穴があいた状態)が生じることもあります。

 腸管以外に現れる症状の代表は、アメーバ性の肝膿瘍で、肝臓に膿の固まりができます。腸管症状がないまま肝膿瘍が大きくなる場合もあります。

 治療メトロニダゾールという薬が非常に有効です。しかし、発見が遅れ、肝膿瘍が進行すると、治療は難しくなります。国内でも年間に数人がアメーバ赤痢によって死亡しています。

 予防:ワクチンや予防薬はありません。発展途上国では水や食べ物に注意することが重要です。国内では、一般的な性感染症予防策である、不特定多数との行為を避ける、性風俗産業の利用を控える、コンドームを使用する、体を清潔に保つ、そして、肛門への口腔性交を避けることが大切です。

●参考文献
・厚生労働省検疫所 FORTH 感染症についての情報 アメーバ赤痢
・感染症の話 アメーバ赤痢. 感染症発生動向調査週報(IDWR). 2002年第30週号(2002年7月22日~7月28日).

先頭へ

前へ

3/3 page

BACK NUMBERバックナンバー

バックナンバーをもっと見る

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

  • 突然死を招く「高血圧」 “少し高め”でも放置は危険!

    日本人の40代男性の約3人に1人、50代男性では約3人に2人が該当するといわれ、女性でも更年期以降に増加する「高血圧」。「少し高いだけだから」と思って対策を先延ばしにしていると、血管の老化が進み、脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる合併症を引き起こすほか、ヒートショックによる突然死などの原因にもなる。

  • 長年の悩み「腰が痛い」を解決する

    男女とも非常に多くの人が悩むのが「腰痛」だ。ぎっくり腰のように、痛みは強いが原因が分かりやすいものは対策しやすいが、問題なのは原因がはっきりしない、「なんだか知らないけど、いつの間にか…」始まってしまう慢性腰痛。長年にわたって悩む人も少なくない。だが、この10年で腰痛治療は大きく変わった。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間
明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.