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外反母趾、足の専門病院ではこんな治療が行われる

【第2回】ひどい場合は手術もアリの外反母趾治療

 山本裕美子=フリーライター

多くの人が悩む「外反母趾」。前回「外反母趾の大半は遺伝!直接の原因は靴じゃなかった」ではその原因や放置した場合の危険性についてお伝えしたが、今回は治療法について。「足のクリニック 表参道」桑原靖院長の話を基に、外反母趾の手術をした筆者の体験も織り交ぜながらレポートする。「外反母趾」という診断が下された後、どのような治療が待ち受けているのだろうか?

足の状態を詳しく検査

 足を診る医療機関では「外反母趾」という診断を下したら、靴のインソールを作ったり、足に合った靴をオーダーメイドで作る(自費診療)などの処置が取られることが多い。

正面、側面から骨の状態をチェック。体重をかけた状態でのレントゲン撮影も行うので、他院では分からなかった足の症状が分かった。
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 「足のクリニック 表参道」でも基本的な流れは同じだが、インソールや靴を作る前に、足の歪み具合を見るため、体重をかけた状態でレントゲンを撮る。さらに、足底圧計で足底圧の分布を調べたり、歩き方、関節可動域、下肢血流、アキレス腱の硬さ、皮膚状態などを調べて総合的に足の評価をする。

 下の写真は、筆者が手術前に撮ったレントゲン写真。正面写真(図3)では外反母趾(親指の曲がり具合)の程度が、側面写真(図4)では足のアーチ構造が分かる。筆者の場合、
(1)左足は外反母趾の影響で人差し指の関節が脱臼していること
(2)足のアーチ(土踏まず)がまったくないので地面からの衝撃吸収能力が低くなっていること

――の2つが分かった。

 足のアーチ(土踏まず)は骨と様々な支持組織でできたサスペンションのようなものであり、衝撃を吸収する役割があるため、これがないと足に負担がかかりやすい。衝撃が吸収できず、骨、関節、靱帯、筋肉などに負荷がかかり、負荷が一番強いところが痛くなったり、変形しやすくなるのだという。

【図3】
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【図4】
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 筆者の身に起こった、アーチの崩れから指の脱臼までの流れを詳しく解説すると、下記のようなことが考えられるそうだ(ただし、外反母趾で指を脱臼するのはごく稀なことだという)。

  1. まず、アーチの崩れにより親指の関節に負荷が生じ、かつ関節にねじれの力が加わることで親指への痛みが出る。
  2. 親指は、外反母趾による変形という形でこの痛みから逃げようとする。
  3. そして親指の関節が変形すると親指は機能しなくなり、歩くときの負荷は人差し指へかかることになる。
  4. 人差し指は親指と比べて骨が細いので荷重がかかると、それに耐え切れなくなる。これにより人差し指の痛みが出現する。
  5. この結果、人差し指に負荷がかかること、かつ、親指から押されることで、人差し指が脱臼した。

 「アーチの有無は遺伝的なもので、親もしくは祖父母の、誰かの形をそのまま受け継いでいることが多い。なので、外反母趾になる人は何をしてもなるし、ならない人は何をしてもなりません。この先天的な要因に、後から靴の形状や歩き方などの外的要因が加わることで進行すると考えられています」。

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