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花粉症治療の新常識は「点鼻薬で先手を打つ!」

ステロイド点鼻薬で「最小持続炎症」を抑制、症状なくても毎日使い続けるのがコツ

 佐田節子=ライター

花粉症をコントロールする新たな切り札として期待されているのが、ステロイド点鼻薬。花粉の飛散前、あるいは症状の軽いうちから始める「初期療法」で用いると、より効果的に症状が抑えられると分かってきた。くしゃみ、鼻水はもちろん、鼻づまりにも効く。花粉症治療は、「ステロイド点鼻薬ファースト」がこれからの定番となりそうだ。もちろん、症状がひどい場合は抗ヒスタミン内服薬との併用がお薦めだ。

 花粉症の人にとって、今年も憂うつな季節がやって来た。

 日本気象協会のスギ・ヒノキ花粉飛散予測によると、今シーズンの花粉飛散量は“西高東低”の模様。昨年の夏、高温で日照時間も多かった九州や四国、近畿、東海地方は昨シーズンに比べて飛散量が非常に多く、中国地方も多め、北陸地方もやや多め。一方、関東甲信はやや少なめ、東北、北海道は少なめと予測されている。飛散開始時期は例年通りで、多くの地域で3月にはピークを迎える(図1)。

図1◎ 2017年春のスギ花粉「飛散開始」前線(日本気象協会による予測)

 花粉症の治療は先手を打つことが大事。「花粉が飛び始める1~2週間前、あるいは症状がまだ軽いうちに治療を始める『初期療法』が基本。症状の出現を遅らせたり、症状自体を軽くしたりする効果が期待できます」と、こすぎ耳鼻咽喉科クリニック(川崎市中原区)院長の金井憲一氏は話す。

 花粉症の治療薬といえば、抗ヒスタミン薬(*1)などの内服薬を思い浮かべるが、金井氏が「まず試してほしい」と薦めるのはステロイド点鼻薬。2016年に改訂された「鼻アレルギー診療ガイドライン」で、初期療法に用いる薬剤として従来の抗ヒスタミン薬などに加えステロイド点鼻薬も新たに推奨されるようになったからだ。ステロイド薬は炎症を強力に鎮め、アレルギー反応が起こるのを抑える。「専門家の間では、ステロイド点鼻薬の効き目が強いことは以前から知られていました。10年ほど前から、安全性を高めたステロイド点鼻薬が続々と発売され、安心して処方できるようにもなりました」(金井氏)。

 では、初期療法でステロイド点鼻薬をどのように使えばいいか。次のページから見ていこう。

*1 抗ヒスタミン薬:くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こすヒスタミンという化学伝達物質の作用を抑える。現在、主に使われているのは眠気や集中力低下などの副作用が出にくい第二世代の抗ヒスタミン薬だ。

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