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薬剤師直伝! 市販薬の選び方・使い方

「頭が痛い!」

軽い痛みにはアセトアミノフェンやアスピリン、イブプロフェンを

 日本医薬品情報学会

「頭が痛い」という症状は日常ありふれたものにもかかわらず、頭痛に悩んでいる人は大勢います。仕事の効率は落ち、気分もふさぎがちになるので、頭が痛くなってきたら一刻も早く痛みを取りたくなります。 「頭痛」と一口に言っても、その原因や痛みの感じ方は多岐にわたります。市販薬で対処できる頭痛は、緊張型頭痛や片頭痛の比較的軽症なケースだけです。生命に危険を及ぼす病気が頭痛を引き起こしている可能性もあるので、頭痛とは慎重に付き合わないといけません。

1.こんな場合はすぐに受診!

(イラスト:宇田川新聞)

 ほかの病気が原因で頭痛が起きている場合、次のような特徴があります。

  1. これまでに経験したことがない痛みである
  2. 痛みが時間とともにひどくなる
  3. 意識が遠のいたり、手足がしびれる、物が二重に見える
  4. 痛み止めを3~4回飲んでも良くならない

 このような症状を自覚した場合には、医療機関の内科や神経内科、頭痛外来を受診してください。くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などの命にかかわる病気が隠れている可能性があります。

 このほかに、重症な頭痛の場合も医療機関への受診が必要です。頭の片側に痛みが起こり、痛みのピーク時には目の奥がえぐられる、押される、眼球やその奥が焼かれるような痛みが一度起きると毎日続く「群発頭痛」に市販薬は効きません、頻繁に発作を起こし、日常生活に支障を来すほどの片頭痛である場合には、専門的な治療を受けなければなりません。

2.症状のタイプと合う成分

 市販の頭痛薬(解熱鎮痛薬)で抑えられるのは、主に、頭部付近の筋肉が収縮して(緊張して)周囲の神経を刺激して起こる緊張型頭痛と、頭部の血管が急激に拡張することで起こる片頭痛です。緊張型頭痛は日本人に最も多く見られる頭痛で、額を中心に後頭部まで頭全体を締めつけられるような痛みが続きます。「緊張型」といっても、会議で発言する前に心臓がドキドキするような心理的な緊張とは違います。

 市販薬は一時的に頭の痛みを緩和するためのお薬です。痛みを抑える解熱鎮痛成分(アセトアミノフェン、イブプロフェンほか)がメーンとなり、鎮痛効果を増強させる催眠鎮静成分やカフェイン、胃粘膜を保護する成分などが組み合わさっています。

 解熱鎮痛成分の効果には強さの違いがあります。個人差はありますが、比較的痛みが軽度の場合はアセトアミノフェンやアスピリン、イブプロフェンが良いでしょう。強い痛みにはロキソプロフェンナトリウムやイソプロピルアンチピリンといった成分が入っている製品が適しています。

 解熱鎮痛成分は胃腸を傷つけ、食欲不振や胸焼け、悪心(胃の辺りの不快感)といった症状を引き起こすことがあります。そのため、胃が弱い方は食後に服用したり、胃への刺激が比較的マイルドなアセトアミノフェンを主成分とする製品や、胃粘膜保護成分が配合されているものを選ぶといいでしょう。また、催眠鎮静成分は眠気を引き起こす可能性が高いので、車の運転や機械の操作をする方は、ブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素を含む製品は適しません。

 また、解熱鎮痛薬によって「アスピリン喘息(*)」を起こしたことがある方は、飲んではいけません。アスピリンに限らず、ほかの解熱鎮痛成分でも喘息を起こすことがあるため、店頭では喘息を起こしたことがあることを薬剤師や登録販売者に伝え、使える製品を選んでもらうようにしましょう。

*アスピリン喘息とは…アスピリンのみならず、非ステロイド性抗炎症成分によって、気管支が収縮して誘発される喘息発作のこと。成人の喘息患者の5~10%の人で起こるといわれています。

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