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薬剤師直伝! 市販薬の選び方・使い方

「お腹を下した!」

腸の調子を整えるときは整腸薬や胃腸薬、下痢を止めたいときは止瀉薬

 一般社団法人日本医薬品情報学会

精神的なストレスや生活リズムの乱れから、クローン病や薬の副作用まで、下痢の原因は多岐に渡ります。その症状は耐え難く、一刻も早く止まってほしい…。今回は下痢に有効な市販薬の選び方について解説します。

下痢とは?

(イラスト:宇田川新聞)

 下痢とは、腸内で水分が過剰になっている状態、かつ、蠕動(ぜんどう)運動が亢進している状態を指します。便の理想的な状態は、水分が70~80%といわれていて、80%以上では泥状(軟便)もしくは液状(水様便)となり、水分バランスが崩れていることを表わします。

 下痢を起こす要因は、食中毒や細菌感染、食物アレルギー、医薬品やサプリメントの服用、暴飲暴食、冷え、腸の病気、精神的ストレスなど多岐に渡ります。下痢は消化管内の有害物質を体外に排出するための生体防御反応なので、やたらと症状を抑えようとするのはかえって危険な場合があります。間違ったセルフケアを行うと、下痢の背後にある病気の治癒を遅らせる可能性もあるので、注意が必要です。市販薬の守備範囲は、発熱や出血を伴わない下痢、また感染症の疑いが低い下痢になります。

 また、4週間以上続く場合は「慢性」、4週間未満の場合は「急性」と区別され、市販薬で対処可能なのは後者の急性の下痢です。

1.こんな場合はすぐに受診!

 前述した通り、下痢を引き起こしている病気が隠れている場合はそれ自体を治療することが大切です。下痢の原因に心当たりがない時は自己判断せず、医療機関を受診してください。

 すぐに受診する目安として、次のチェックポイントがありますので参考にしてください。

  1. 下痢が4週間以上続いている
  2. 下痢と便秘を繰り返している
  3. 発熱や吐き気、腹部の激しい痛みを伴う
  4. 便に血液や粘液を含んでいる
  5. 血糖降下薬、抗不整脈薬などを服用している
  6. 海外から帰国後に下痢を発症した

 特に、腸チフスや細菌性赤痢、ノロウイルス感染症などの下痢性感染症に加え、胃腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病*、腸閉塞、虫垂炎などが原因で起こる下痢は、医療機関で治療を受けることが大切です。

*クローン病とは、大腸および小腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍を引き起こす原因不明の疾患で、国の指定難病となっています。治療には外科手術が必要になる場合があります。

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