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その異常値、戻しましょう!~ STOP・メタボの12ステップ~

水に浸かればメタボなあなたも軽くなる

運動編【6】 実践! 水中エクササイズ〔前編〕

 塚崎朝子=ジャーナリスト

 昭和世代の庶民のヒーローと言えば、寅さんこと車寅次郎。『男はつらいよ』の主題歌にある、「目方で男が売れるなら、こんな苦労もかけまいに♪」というフレーズは、泣けます。
 2008年4月に導入された「メタボ健診」では、何とも屈辱的なことに、40~75歳の中高年男女は、有無を言わさず“痛くもない腹”を測られることになりました。男であれ女であれ、その価値は体重やウエストの大小では決められません。が、「内臓脂肪に生活習慣病が重なると、多くの病気が起こる」というメタボリックシンドロームの本質を捉え、適切な対処をしなくてはなりません。

 夏だ。プールだ―ということで、運動なんて面倒、汗まみれになるのは嫌という人にも、お勧めしたいのが水中エクササイズだ。とりわけメタボな人には打ってつけの全身運動、そして有酸素運動になる。水中では体重の重みにかかわらずプカプカと浮くことができ、水の抵抗がある分、軽く体を動かすだけでもいい運動になる。肥満の解消はもちろんのこと、血糖値や血圧を改善するにも有用だ。

浮力や水の抵抗を味方につけよう

浮力があなたの味方になる。(©ersler dmitry-123rf)

 水中での運動は、陸上と比べて、短時間でもエネルギー消費量が大きい。水中ウォーキングならば1時間で200kcal、軽めに泳いで500kcal、激しい泳ぎならば600~700kcalの消費が期待できる。

 水中での運動が有効な理由は多いが、何と言っても、水が後押ししてくれることが大きい。水中では、「浮力」「抵抗」「水圧」「水温」が一体となって、安全で効率的な減量生活を支えてくれるのだ。

浮力:肩まで浸かれば体重は9割減少

 まず、最大の味方が「浮力」。水に浸かるだけでも、あなたの体は軽くなる! 「エウレカ(見つけたぞ)!」と叫んで風呂を飛び出したアルキメデスは偉かった。アルキメデスの原理によれば、浮力は、物体が押しのけたのと同じ体積の水の重さに等しく、重力とは逆向きに作用する。つまり、おへそまで水に浸かれば、水中での体重は50~60%になり、胸までなら30~40%、肩までなら何と10%になる。

 ということは、80kgの人がお腹まで水に入れば40kg、胸までなら8kgの体重になることができる(図)。重力から解き放たれるのは、他のスポーツでは得られない快感だ。

肩まで水に浸かれば体重は90%も減少する。(参考サイト:http://www.oka-kk.co.jp/aquarun/aqua_exercise.html)

 陸上で歩けば、体重の2~3倍、走れば3~4倍の荷重が足にかかるが、水中エクササイズは足腰への負担が格段に少ない。慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター助教の長野雅史氏は、「変形性関節症など関節に障害を持つ人なども、水中運動なら取り組みやすい。水中運動は、自分の出した力だけが負荷となるので筋力に応じて行うことができ、筋肉を傷めるリスクも少ない」と語る。

 水中では、浮力によって体の重心が腹部から背中へと移動するので、やや不安定な状態になる。そのため、水中では意識的にバランスを保たなくてはならない。バランス機能の向上にも有用なのが、水中エクササイズなのだ。もし、つまずいたり滑ったりしても、水の抵抗のために転倒せずに済む。

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