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抗インフルエンザ薬は必ずしも使わなくていい?

流行入りが早い今冬のインフルエンザ、その治療と予防のポイント

 田中美香=医療ジャーナリスト

今シーズン(2016/17シーズン)は11月下旬からインフルエンザの流行シーズンに入った。1月中旬に流行入りした昨シーズン(2015/16シーズン)と比べると1カ月以上も早く、感染がどこまで拡大するのかが懸念される。感染予防に有効な方法や治療のポイントについて、国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志氏に聞いた。

流行入りが早い・遅いに関わらず、予防の第一はワクチン接種

今シーズンは、昨シーズンより1カ月以上も早くインフルエンザの流行が始まりました。なぜ早いのか、終息時期も早まるのかなど、いろいろ気になります。

忽那 インフルエンザの流行入りが早くなる理由は諸説あり、はっきりしたことは分かっていません。東京都内では、11月中旬あたりからポツポツとインフルエンザで受診する人が見られていましたが、現場の実感としては、すごく早い、大流行だ、というほどでもないと感じます。すでに学級閉鎖が出ている学校もありますが、地域差があるのでしょう。

 残念ながら、早くから流行すれば、その分早く終息する、とは限りません。例年、A型が先に流行して、少し遅れてからB型が出てくる傾向がありますが、A型とB型が時間差で流行し、流行期間が長くなるシーズンもあれば、A型とB型が同時に流行して短く終わるシーズンもあります。また、A型とB型の時間差だけで流行期間が決まるかといえば、そうとも限りません。2009年に流行した新型インフルエンザA(H1N1)のように、秋に大流行した後、ダラダラと春先まで流行が続くこともありますので、やはり春先まで注意が必要です。

図1 2016/2017年は例年より早いペースでインフルエンザが流行している
国立感染症研究所 感染症発生動向調査週報より
[画像のクリックで拡大表示]

早く流行が始まると、「今さらワクチンを接種しても仕方ない」と思う人もいるようです。これからでも、接種した方がいいのでしょうか。

忽那 ワクチンを接種してから免疫がつくまで、1~2週間かかります。それでも、流行が始まっているからといって、すぐに感染するとは限りませんし、流行は数カ月間続きますので、1日でも早くワクチンを接種することをお勧めします。今シーズンは早ければ年末頃に流行のピークを迎える地域も出てくる可能性がありますが、例年のピークは1~2月です。12月に入ってからの接種でも、十分意味はあると思います。

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