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骨格筋を鍛えて早歩きに励めば、脂肪肝は改善する

急増する、メタボが原因の脂肪肝【後編】

 稲垣麻里子=医療ジャーナリスト

放置すると肝硬変や肝がんに進行する危険性もある脂肪肝。脂肪肝の怖さや最新の診断方法を紹介した前編(「危ない脂肪肝を見分ける、針を刺さない検査法って?」)に続き、運動療法を取り入れた脂肪肝治療の取り組みについてについて、筑波大学附属病院消化器内科教授(肝臓生活習慣病外来担当)の正田純一氏に聞いた。

総カロリーを抑えながら有酸素運動で体重を減らしていく

NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)やNASH(非アルコール性脂肪肝炎)と診断されたら、まずどんな治療を行うのでしょうか。

正田 肝臓に溜まった脂肪を減らし、肝機能を改善させるには、食事療法と運動療法を実践することが有効です。その際、自己流でやるよりも、体力医学的根拠に基づいたプログラムに沿った指導を受けることが効果的です。当外来では、筑波大学の体育系(田中喜代次教授)で開催されてきた肥満者減量教室を活用する形で、脂肪肝の患者さんの運動療法を実施しています。

具体的な内容を教えてください。

正田 基本的には、総カロリーを抑えながら有酸素運動を主体に運動を行って体重を減らしていきます。そうすると、肝臓に占める脂肪の割合が減少し、様々な検査値も改善していきます。

 食事プログラムは、週1回、1回90分で、集団講義、参加者同士のディスカッション、および個別指導で構成されています。参加者には、1食当たりの摂取エネルギー560kcal(1日1680 kcal)を目標に、栄養バランスの良い食事を摂取するように指導します。プログラム期間中は、参加者は毎食の食事内容を食事日誌に記録してもらい、その内容をもとにスタッフが個別に指導を行います。

食事プログラム

頻度・時間:週1回×1回90分×3カ月

形式:集団講義、参加者同士のディスカッション、および個別指導

内容:1食当たり560kcal(1日1680kcal)を目標に、栄養バランスの良い食事を摂取するように指導する。参加者は毎食の食事内容(メニューや具材の書き出し、食事摂取の重量など)を食事日誌に記録し、その内容をもとに必要に応じてスタッフが個別に指導を行う。

 栄養バランスを保ちながら摂取エネルギーを抑える一つの方法として、女子栄養大学の四群点数法を採用しています(香川,2002,2005)。四群点数法というのは、健康な食生活を送るために考案された分類法で、食品を栄養素の特徴別に4つのグループ(食品群)に分け、各グループの食品をどのくらい食べたらよいかという食事のルールをわかりやすく示したものです。

 減量教室では、 1日に第1群(乳・乳製品、卵)から3点、第2群(魚介類・肉類、豆・大豆製品など)から3点、第3群(野菜、いも、果物など)から3点、第4群(穀類、油脂、砂糖など)から12点摂取するよう推奨します。1点はおよそ80kcal分で、合わせると1日21点、1680 kcalになる計算です。特別な前提条件はありませんが、減量の目的で考案された方法なので、この目的に合っている方にお勧めします。

四群点数法に基づく肥満者の食事プログラム

第1群◆乳・乳製品、卵 …1日に3点

第2群◆魚介類・肉類、豆・大豆製品など …1日に3点

第3群◆野菜、いも、果物など …1日に3点

第4群◆穀類、油脂、砂糖など …1日に12点

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