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寝たきり回避へ、ここまで進化した関節リウマチ治療

健康な人とほとんど変わらない生活を送れるように

 田中美香=医療ジャーナリスト

関節リウマチといえば、関節が腫れて痛み、いつか寝たきりになる、そんな病気だといわれてきました。しかし、治療が進化した現在、状況は大きく変わり、患者さんの表情も全く違ってきているといいます。関節リウマチ治療がどのように進化したのか、東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター所長の山中寿氏に聞きました。

関節リウマチの原因はいまだ解明されていない

関節リウマチは、どのようにして発症するのでしょうか。

山中 関節リウマチは、免疫の異常で起こる病気です。ご存じの通り、免疫とは、外から来た細菌やウイルスなどの病原体から自分の身体を守る仕組みです。本来は自分を守るはずの免疫が、何らかの原因で自分の身体を攻撃してしまう病気を自己免疫疾患と呼んでいます。関節リウマチは自己免疫疾患の一つで、身体の中でも、特に関節を攻撃する病気です。なぜ自分自身を攻撃するようになるのか研究が進んでいますが、その原因は今なお解明されていません。

関節リウマチは働き盛りの女性に多いといわれますが、実際はどうでしょうか。

山中 確かに、関節リウマチや膠原病をはじめとする自己免疫疾患は、一般的に女性に多い病気です。関節リウマチ患者の男女比は、女性が80%、男性が20%です。圧倒的に女性が多い理由は、ホルモンの影響だと考えられています。エストロゲンなどの女性ホルモンが、免疫の働きを乱すために、女性に起こりやすいのでしょう。

 年齢について言えば、発症する人が多いのは、30~50代です。しかし、10代でも、80代でも、関節リウマチになる人はいます。実際にはどの世代の人に起こってもおかしくありません。

関節リウマチによく見られる症状を教えてください。

関節の腫れやこわばりが特徴のひとつ。(©hriana-123rf)

山中 関節が痛むだけでなく、ゴムのように柔らかく腫れるのが特徴です。次第に関節が壊れて変形し、関節としての働きが失われていきます。この状態を関節破壊といいますが、放っておくと寝たきりになってしまうこともあります。

 関節リウマチの症状で有名なのは「朝のこわばり」です。朝起きてからしばらくの間、関節が動かしづらい状態をいいます。関節リウマチでは、背骨を除くすべての関節が侵される可能性がありますが、こわばりがよく見られるのは手です。

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