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急増する大人の喘息、吸入薬でしっかり抑え込もう

秋口には特に注意、気道への刺激やストレスは大敵

 

喘息といえば「子どものころから患っている人たちだけの病気」をイメージするかもしれない。しかし、近年、大人になってから発症する成人気管支喘息が増えている。前編(「突然発症する『大人の喘息』が急増中」)に引き続き、大人の喘息の治療と予防の実際を、国立病院機構東京病院院長の大田健氏に聞いた。

治療のポイントは、発作がなくても薬を中断しないこと

 喘息の治療は、アレルギー性、非アレルギー性にかかわらず、症状が起こらないように毎日使う薬(長期管理薬)と、症状や発作が起きた時に使う薬(発作治療薬)の2本柱で進める(下表)。

 気道で悪さをする好酸球の働きを抑えてくれるのが、長期管理薬として最も重要な吸入ステロイド薬(商品名フルタイド、キュバール、パルミコート、オルベスコ、アズマネックス)だ。ステロイド薬といえば副作用が気になるものだが、それは全身に投与する場合。喘息治療に用いる吸入タイプは局所に作用するため、適量を使う分には非常に安全で有効性が高い。

 喘息症状を悪化させないためには、気管支を狭くなりにくくすることも重要だ。吸入ステロイド薬で炎症を和らげると同時に、気管支を広げる気管支拡張薬(β2刺激薬、テオフィリンなど)のうち、長時間持続的に作用するタイプのもの(商品名セレベント、テオドール、ホクナリンテープなど)を用いることが多い。現在はステロイド薬と長時間作用性の気管支拡張薬の両方を含む吸入薬(商品名アドエア、シムビコート、フルティホーム、レルベア)もあり、薬の自己管理も容易になってきた。

 一方、発作治療には、気管支を速やかに広げる短時間作用性の吸入気管支拡張薬を用いる。ひどい場合は、ステロイド薬の飲み薬なども使われる。

喘息の治療薬は「長期管理薬」と「発作治療薬」の二本柱
長期管理薬気道の炎症を鎮めて広げるように作用し、発作を防ぐ基本的な治療(*)・吸入ステロイド薬(ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬の配合剤でもよい)
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
・テオフィリン徐放製剤
・長時間作用性β2刺激薬
・長時間作用性抗コリン薬 (現在はチオトロピウムのソフトミストインヘラーのみ)
・抗IgE抗体
・経口ステロイド薬
追加治療・ロイコトリエン受容体拮抗薬以外の抗アレルギー薬
発作治療薬発作が起こった時、あるいは起こりそうな時に用いる・短時間作用性β2刺激薬
* 治療ステップによって使用する薬は異なる。
日本アレルギー学会「喘息予防・管理ガイドライン2015」より抜粋

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