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突然発症する「大人の喘息」が急増中

40代での発症が最多、アレルギー体質でなくても要注意

 

喘息といえば「子どものころから患っている人たちだけの病気」をイメージするかもしれない。しかし、近年、大人になってから発症する成人気管支喘息が増えている。厚生労働省の調査によると、成人喘息患者は過去30年間に急増し、成人人口の10%近くに症状があると考えられている。大人の喘息は子どもの喘息と違って完治しにくいといわれ、発作が起きると生活にも支障が生じる厄介な病気だ。治療体制が進歩し、喘息死も減っている中、なぜ大人の喘息が増えているのか、どうすれば軽減できるのか、国立病院機構東京病院院長の大田健氏に聞いた。

大人の喘息の発症は40代がピーク

 気道が狭くなり、息をするたびにゼーゼー、ヒューヒューと音がしたり、夜中から明け方にかけて激しく咳込んだり…これが喘息の典型的な症状だ。健康な人なら何ともない、臭いやわずかな刺激でも苦しくなり、過敏に反応してしまう。発作的に症状が出たかと思えば、しばらくすると落ち着いてくる点も特徴だ。

 子どもの頃から喘息をわずらう人の中には、大人になって治まる人、大人になっても続く人、さらに、いったん治まったのに再び始まる人もいる。しかし、最近増えているのは、子どもの頃は何もなかった人が、大人になっていきなり発症するタイプだ。一番多い発症年齢は40代で、「私は喘息体質ではない」という思い込みから、受診も遅れやすい。大人の喘息は子どもと違って完治しにくく、いつか治るだろうと楽観視していると重症化する危険性もある(下表)。

子どもの喘息と大人の喘息はどう違う?
子どもの喘息大人の喘息
・アレルギー性喘息が多い(90%以上。ハウスダスト、ダニ、花粉、動物の毛などのアレルゲンが原因)・非アレルギー性喘息もある(排気ガスやタバコの煙、風邪などのウイルス、気温・湿度の急激な変化、ストレスなどが原因)
・成長すれば、半数以上は完治する・子どもの喘息に比べて治りにくい

 喘息などの呼吸器疾患を専門とする、国立病院機構東京病院院長の大田健氏は、こう語る。「私たちが静岡県藤枝市で調べたデータでも、やはり大人の喘息が増加傾向にあります。喘息だと診断されたかどうかにかかわらず、喘息症状がある成人の割合(有症率という)は、1985年は3.14%だったのが、13年後の1998年には約4.14%に上がりました。さらに2006年の調査では9.4%となっており、すべての年齢で見ると、全国の喘息患者は800万人以上にのぼると推測されています。喘息症状を感じる人は、かなりの割合で多くなっています」。

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