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「なかなか禁煙できない…」は昔話、7割成功の治療法とは?

喫煙はニコチン依存症という病気、禁煙補助薬でイライラ抑制

 荒川直樹=科学ライター

まだまだ男盛りの中高年に容赦なく襲いかかる体の悩み。医者に相談する勇気も出ずに、1人でもんもんと悩む人も多いことだろう。そんな人に言えない男のお悩みの数々を著名な医師に尋ね、その原因と対処法をコミカルで分かりやすく解き明かす。楽しく学んで、若かりし日の輝いていた自分を取り戻そう。

大手建設会社に勤務する32歳。自他ともに認めるヘビースモーカーだ。喫煙が体に悪いことはよく知っているし、タバコを止める機会も何回かあった。例えば、結婚したとき奥さんに「私とタバコとどっちが大事なの」と詰め寄られたが、タバコの誘惑には勝てなかった。奥さんは、このことを根に持っているようで、夫婦げんかの最後はいつも「どうせわたしなんか……」の恨み節。それがストレスになって、またタバコに火をつけてしまう自分が情けない。そんなオレに再び転機がやってきた。初めての子供が生まれたのだ。そのかわいらしい寝顔を見ていると、とても近くでタバコなんて吸えない。これを機にキッパリとタバコを止めてみせるぞ。
(イラスト:川崎タカオ)
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 国内で喫煙習慣のある人は約2000万人。喫煙率は男性で約30%、女性で約10%(2016年JT調べ)だ。健康問題や喫煙場所の制限などもあり、喫煙者の半数が禁煙したり、吸う本数を減らしたいと考えているというが、なかなか思うようにいかないものだ。苦労して1カ月も続けた禁煙が、ジャズの流れるバーで1本手を出して台無しという経験を持つ人は少なくないだろう。

禁煙はニコチン依存症という病気の治療

 なぜ、タバコはなかなかやめられないのか。順天堂大学附属順天堂医院で禁煙外来を担当している嶋田奈緒子医師は「喫煙はニコチン依存症(ニコチン中毒)という一種の薬物依存症である」と話す。そのため、かつてのような精神論的禁煙じゃとても太刀打ちできない。イライラなどつらい離脱症状(禁断症状)で苦しむことが多いうえ、禁煙成功率も高くなかったのだ。

 そのため、現在の禁煙外来は「ニコチン依存症は病気」という観点で治療が行われている。従来の禁煙と異なるのは、禁煙補助薬(貼付薬や内服薬)を上手に使うことにより離脱症状を和らげ、無理なくタバコを止められるようになったことだ。また、禁煙は病気の治療という考え方に基づき、多くの医療機関で健康保険を使って禁煙治療を受けられるようになった。

 自己負担が3割の人は、使用する薬にもよるが3カ月の治療スケジュールで1万3000~2万円程度。禁煙治療に支払う費用の方が一般的な喫煙者のタバコ代より安いのである。禁煙をしたいと考えている人は、一度、禁煙外来で相談して、自分に合った禁煙方法を探すといいだろう。

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