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左党の一分

痛風・尿酸値が怖いなら、ビールより酒量に気をつけよ!

左党の尿酸対策【前編】~酒量が多いほど痛風リスクが高まる!~

 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

今も痛風は増えている! 低年齢化や女性の患者も増えている

 そもそも痛風は、私の周囲だけでなく、日本全体でも増えているのだろうか。まずは、痛風・高尿酸血症の現状について聞いてみた。

 細谷さんは、「増加傾向にあります。食生活が豊かになり始めた高度経済成長期(1960~70年代)を皮切りに急増し始めました。1986年には約25万人、そして2013年には約106万人と、ここ30年くらいの間に4倍に増えています」と話す。痛風予備群ともいえる高尿酸血症の人は1000万人以上ともいわれるという。

痛風発作は、足の親指の付け根など、膝より下で起こることが多い。(c)thamkc -123rf

 さらに細谷さんは、罹患する世代の低年齢化傾向も見られるという。「以前はミドル世代の病気と見られていましたが、最近では30代など低年齢世代でも罹患するケースが増えています」(細谷さん)

 そして女性の左党にとって恐ろしいのは、女性の痛風も増えていること。細谷さんによると、女性ホルモンの働きなどにより女性はそもそも痛風・高尿酸血症にはかかりにくいのだという。しかし、「かつて痛風にかかるのは99%が男性といわれていましたが、現在は女性の患者さんも増えてきています」と細谷さん。

 昔は痛風と言えば「おじさんの病気だもーん」とふふんと鼻で笑っていたけれど、どうやら人ごとではなさそうだ…。

食べ物から取り込まれるプリン体は2~3割

 次に、いよいよ本題。細谷さんに痛風にかかりやすい食事や飲み方を聞いてみた。やっぱりビールはよくないのだろうか。

 先生、痛風は、ビールやイクラといった、プリン体の多いものを好む方がかかりやすいと思っていたのですが…。

 「尿酸はプリン体から作られますから、プリン体の摂取が尿酸値に影響するのは確かです。しかし、意外と知られていないのですが、プリン体の7~8割は体内で作られています。食べ物から取り込まれるプリン体は2~3割なんですよ。食品から取り込まれるプリン体が尿酸値に与える影響はそれほどではないことが分かってきました」(細谷さん)

 何と! 恥ずかしながら、私はこのことを今日まで知らなかった。「尿酸値が高い人はプリン体の含有量が多い食品を控えなさい」とよく耳にすることもあってか、食べ物にさえ気をつけていれば尿酸値は上がらないものと思い込んでいた。

※一般に「魚卵はプリン体が多い」と思われているが、必ずしもそうではない。100g中のプリン体含有量はイクラ3.7mg、カズノコ21.9mg程度で、プリン体含有量が少ない食品に分類される。やや高めのものでも、タラコ120.7mg程度で、300mgを超える鶏レバーやマイワシの干物などより少ない。また、タラコなどは一度に食べる量が少ないことが多い。
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