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COML患者相談室

「あとで相談できる」と同意書にサイン。それが「希望した」ことになるなんて

 NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)では、1990年に活動を開始して以来、医療に関する電話相談を実施しています。これまで、5万件を超える相談に対応してきました。この連載では、プライバシーに配慮した上でCOMLの会報誌に掲載された相談内容と、COMLからのアドバイスをご紹介します(本記事はCOML会報誌2015年11月号からの転載です)。

 約2週間前、46歳の妻が突然、呼吸困難と目が見えないと訴え、呂律が回らないという症状もあって、救急車で病院に搬送されました。ドクターから「人工呼吸管理が必要です」と言われ、ナースステーションの近くで1日3万円の差額ベッド料が必要な病室に入ることになりました。

治療上の必要で差額ベッドに移ったのに、差額料を請求され…(Wavebreak Media Ltd /123RF.com)

 同意書にサインを求められた際、ナースに「サインしたあとでも、ご相談できますよ」と言われ、その言葉に安心してサインしました。翌日、正式な入院受付のため書類を提出する際も、事務の方から「差額ベッド料の同意書は、あとからご相談できますから」と言われ、さらに安心しました。

 入院から10日ほどでかなり回復し、大部屋に移ったのですが、親戚の者から「役所に問い合わせたら、救急搬送で今回のような場合は治療上の必要なので、差額ベッド料は請求されないと聞いた」と連絡がありました。そこで、病院の医事課に行って親戚から聞いた話をすると、「奥さんが個室に入院されたのは、ご主人の希望だったと聞いています」と言われたのです。今後、どのように話し合ったらいいのでしょうか。

COMLからのアドバイス
 救急搬送後、人工呼吸管理の必要のために入った個室ならば、治療上の必要になり、同意書自体は無効になります。医事課は同意書があったことで希望したと受け止めたのかもしれませんが、入室した理由についての確認が必要です。
「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者が自立・成熟し、主体的に医療に参加することを目指して1990年に設立。患者と医療者が対立するのではなく、“協働”する医療の実現を目的としている。患者の悩みに対する電話相談、各種セミナー・講座などに積極的に取り組んでいる。

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