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おもながんの検査

食道がん

しょくどうがん

手順

①上部消化管X線造影/腫瘍マーカー

  ▼

②上部消化管内視鏡/生検(病理診断)

 好発部位は食道の中部・下部で、60歳以上の男性に多い(男女比は5:1)のですが、全般的には増えていません(とくに女性では近年、死亡率が非常に低下している)。高濃度のアルコール、喫煙、熱い食事などの習慣が誘因になります。

●おもな症状

 無症状の場合もよくあります。おもな症状として、ものをのみ込むときのつかえ感やしみる感じ、のみ込めないなど。その他、胸部痛、胸骨の後方部の痛み、異物感などを訴えることもあります。がんによる食道の狭窄(きょうさく)(狭くなること)がかなり進行した場合には、食物の通過障害や嘔吐(おうと)がおこります。また、がんが神経(反回神経)を障害するとかすれ声(嗄声(させい))になることもあります。

スクリーニングはX線造影で

 上部消化管X線造影(参照)が、とくにスクリーニング(ふるい分け)の検査として重要で、食道の狭窄、陰影の欠損、食道壁の硬化などがわかります。X線写真に写った2㎝以上のがんでは、外膜へ浸潤(しんじゅん)している例が多くなります。

 腫瘍マーカー(参照)は早期がんでは陽性率が低く、進行がんを含めた全食道がんでもCEAやSCCの陽性率は40%程度です。

内視鏡検査ではルゴール染色法が効果的

 上部消化管内視鏡(参照)は、食道がんの診断に欠くことのできない検査です。がんの有無、がんの型の分類、広がり、副病変などがわかり、その部分の組織を採取(生検(せいけん))し、病理診断することで確定します。

 食道の内視鏡では、食道内にルゴール液を散布したルゴール染色法がよく行われています。ルゴール液を撒くと、食道の正常の細胞(扁平(へんぺい)上皮)にあるグリコーゲンがルゴール液に反応して食道内は茶褐色に染まるのですが、がんや異型増殖、びらん、慢性炎症をおこしている部分は染色されないため、内視鏡でその変化を確認することができます。この方法で、ごく早期のがんがみつかるケースも増えています。

 その他、がんの転移や進行の状態(浸潤)を把握するために、超音波や超音波内視鏡、CT、MRなどの検査も行われることがあります。

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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