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病院で受ける検査事典

おもな検体検査:感染症の検査

結核菌検査

けっかくきんけんさ

基準値

陰性(-)

結核菌とは

 結核菌は、ヒトに結核症をひきおこす抗酸菌で、自然環境には存在していません。吸入されて肺に到達した結核菌は、肺胞マクロファージに貪食(どんしょく)されますが、完全には殺菌されずに細胞内寄生体として静かに存続し、増殖を続けます。

 結核症の発病は、感染者の免疫力と関係し、免疫力が低下すると再び活発に活動を始めます。感染者の10~20%が発病します。

 結核症には2つのタイプがあります。他人にうつす怖れのある活動性結核患者(感染性患者)と、うつす心配のない非活動性結核患者(非感染性患者)です。

 結核症は、活動性結核患者からの飛沫(ひまつ)感染、あるいは飛沫核感染によって伝播します。飛沫核感染とは、病原体を含んだ飛沫の液体成分が蒸発し、飛沫の中の核が空中を長時間浮遊して広範囲に広がることで、感染者との密接な接触がなくても、飛沫核を吸い込むことで感染します。

治療期間は6~9カ月くらい

 結核菌の検出は、痰(たん)の抗酸菌染色(チール・ネルゼン染色)や培養により行います。しかし、抗酸菌染色では、結核菌とほかの抗酸菌との鑑別ができず、培養では結核菌の発育までに1カ月が必要なため、最近では遺伝子検査による迅速かつ特異的な検索を行うようになりました。

 結核症は、早期に発見して治療すれば、一般に2~3カ月で菌が出なくなります。この期間は感染防止のため入院し、あとは外来治療となります。治療期間は合計で6~9カ月くらいです。

 我が国の結核症患者は、以前は若年層が大部分でしたが、最近では高齢者が多くなってきています。これは若い時期に感染した結核の発病(再燃)ばかりでなく、細胞性免疫力の低下による再感染が考えられています。結核は、適切な治療を初回に確実に行うことにより、再発を防ぐことができます。

▲医師が使う一般用語:「テーベー」=ドイツ語のTuberkulose(結核)の略TBから。もしくは「けっかく」

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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