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病院で受ける検査事典

画像などによるおもな生体検査:眼・耳の検査

視力検査

しりょくけんさ

■眼の構造
試視力表
その段の3つ以上がわかれば、そこがあなたの視力。一番上の0.1が判読できないときは〈0.1×◯m÷5=視力〉の式の◯に、近づいた距離をあてはめる。例えば、2mまで近づいたなら〈0.1×2÷5=0.04〉で、視力は0.04になる。
近視・乱視などの屈折調節の異常を調べる検査です。検査のときは、眼を細めないようにしてください。実際より視力がよくなってしまいます。

視力異常があるとき、第一に行う検査

 視力とは、ものを見分ける能力のことです。ものが見えにくい、二重に見えるなどの症状があるとき、まず第一に行うのが視力検査で、一般に上に示した試視力表を用いて調べます。

 視力の異常は、角膜の変化(ヘルペスや角膜炎)、水晶体の異常(混濁による白内障)、眼圧上昇による緑内障、屈折調節の異常(近視、老視、乱視)、網膜の異常(眼底出血、網膜剥離(はくり))、視神経異常(神経炎、脳腫瘍)などで認められます。

矯正視力1.0以上なら「眼は悪くない」

 視力とは、矯正した視力を指し、たとえ眼鏡をかけ(コンタクトレンズをつけ)ても視力が1.0あれば「眼が悪い」とはいいません。

 仕事の種類や年齢にもよりますが、裸眼視力が0.7以下では眼鏡(コンタクトレンズ)で矯正することが多くなっています。運転免許証は、0.7以上の矯正視力を必要とします。

 視力検査でわかることは、近視、乱視などの屈折調節の異常のみで、さまざまな病気を診断することはできません。眼に異常があったら、まず視力を測り、そののち別の検査を行って診断することになります。

その段の3つ以上がわかれば〈正読〉

 視力を検査する前に、レフラクトメーターという機械を使い、眼の屈折検査(遠視、近視、乱視の程度)をします。そののち視力検査を行います。

 視力検査用眼鏡枠をかけ、5m離れた距離で試視力表を読みます。

 まず、裸眼で右眼(左眼は遮閉)から始めます。一番上の0.1から下へ読んでいき、その段の半分以上(3つ以上)の文字や記号が判読できた場合を〈正読〉とし、裸眼視力とします。

 0.1が判読できないときは、0.1が判読できるところまで近づき、その距離を計算式にあてはめて視力とします。

 視力0.01以下のときは、眼の前で指の数を数える、指を動かして方向を判定する、光の点滅を判定などして、これらが判断できないときを視力0とします。視力が1.0未満の人は、裸眼が終わったら矯正視力検査をします。1.0が見えるまで、度数の違ったレンズを使って調べます。5~10分で、すべて終了します。

 検査のときは、眼は細めないようにしてください。実際より視力がよく評価されてしまいます。

疑われるおもな病気の追加検査は

◆近視→眼底検査、視野検査、超音波など

◆遠視→眼底検査、超音波など

◆白内障→細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査、超音波、網膜電位図など

▲医師が使う一般用語:「しりょくけんさ」

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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