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病院で受ける検査事典

画像などによるおもな生体検査:骨・筋肉の検査

筋電図検査

きんでんずけんさ

顔や上肢、下肢の筋肉の異常が筋肉自体の異常か、神経に由来するのかを調べる検査で、細い針を筋肉に刺して行う針電極法が一般的です。

筋肉の活動性を調べる検査

 筋肉は、神経の刺激を受けて働き(収縮)、体を支え、動かしています。筋肉の運動が弱くなると立ったり、座ったり、歩くことも困難になってきます。

 この筋肉の働き具合(収縮性)やその異常が、筋肉自体の変化なのか(筋肉疾患)、神経からの刺激が伝わらなくて筋肉の働きが弱いのか(神経疾患)を調べる検査が筋電図検査です。

 筋電図検査には、皮膚の表面に数mmの電極を2個置いて検査する表面導出法と、細い針を筋肉に刺して検査する針電極法がありますが、個々の筋肉の変化が判定できる針電極法が一般的です。

普通、骨格筋を調べる

 人の体の筋肉は2種類に分けられます。自分の意思で動かすことができる随意筋と、自分の意思とは関係なく活動している不随意筋です。

 随意筋は、骨についていて体を支え、動かしている筋肉で、骨格筋ともいわれています。内臓の筋肉や心臓の筋肉は、自分の意思で動かしたり止めたりできないため、不随意筋といわれています。

 普通、筋電図検査は骨格筋を調べます。おもに顔、上肢、下肢の筋肉などですが、胸の筋肉を検査することもあります。

筋肉や神経、脊髄の病気に有用

 筋電図検査は、進行性筋ジストロフィー症、重症筋無力症、多発性筋炎・皮膚筋炎、神経炎、筋痙攣(けいれん)、筋萎縮、脊髄腫瘍、筋萎縮(いしゅく)側索硬化症などの疑いがあるとき行います。筋ジストロフィー症や筋無力症では、筋電図の波が低く、周期もゆっくりになります。

痛みを伴うが我慢

 上肢の検査は座位で行うこともありますが、検査台にあお向けになって検査するのが一般的です。

 まず、検査する筋肉にアースをつけます。次に、筋肉をアルコール綿で消毒し、筋電図検査装置と接続している細い電極針を1本刺します。麻酔すると正確な筋肉の動きがわからなくなるので、麻酔なしで刺すため痛みがあります。刺す深さは検査する部位によって違いますが、手や足では数mm、上腕では1~2㎝刺します。

 電極針は、検査装置と連結されていて、筋肉に針を刺すとすぐに画面に筋肉の収縮波形が現れます。静かにしているときの波形と、筋肉にいろいろな力を入れたときの波形を記録して解析します。病気によっては、数カ所の筋肉を調べることもあり、我慢が必要です。電極針を抜き、刺したところを絆創膏(ばんそうこう)で止めて終了。検査時間は20~30分くらいです。

検査前後の注意はとくにない

 検査当日の飲食は普通にとってかまいません。検査前後の注意もとくにありません。検査着にも着替えませんが、検査する筋肉が出るような服装にします。

 多少痛みの残ることがありますが、2、3日でとれるので心配ありません。入浴もかまいません。

疑われるおもな病気の追加検査は

◆進行性筋ジストロフィー症→筋生検など

◆重症筋無力症→筋生検、テンシロンテスト、胸部CTなど

▲医師が使う一般用語:「イーエムジー」= electromyogramの略EMGから

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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