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病院で受ける検査事典

画像などによるおもな生体検査:呼吸器系の検査

胸部CT検査

きょうぶCTけんさ

■肺がん
矢印の部分に胸膜に接して腫瘍が白く写っている。
コンピュータで胸部の撮影をする検査です。撮影時はしっかりと息を止め、動かないようにします。検査後は水分を多めにとります。

肺がんの診断に重要な検査

 咳(せき)や痰(たん)、胸痛などの症状があって前項の胸部単純X線撮影(→参照)を行い、肺がんや胸部の病気が疑われたときに行う検査です。CT(コンピュータ断層撮影)は、X線照射による変化をコンピュータで解析し、胸部の断層写真として画像に表すものです。

 病気の性質によって写り方が異なり、肺がん、肺結核、肺炎、肺気腫、気管支拡張症、がん性胸膜炎などの診断ができます。

 また、胸膜や肺の生検(せいけん)(組織や臓器の一部を採取して調べる検査)を、CTで病変の部位を確認しながら行うこともあります。

肺がんは白く写る

 肺がんがあると陰影が増し、白く写ります。肺気腫では肺胞の構造が正常ではなくなったり、気管支や肺血管が細く写ります。

 肺結核では空洞と微細結節影がみられ、肺炎では小さな淡い変化を認め、両者は区別できます。気管支拡張症では気管支壁の不整、拡張、瘤(こぶ)状・嚢胞(のうほう)状の内腔となります。

検査時間は10~15分、苦痛はない

 撮影には、〈単純撮影〉と〈造影撮影〉の二通りがありますが、造影撮影のほうが病変をよりはっきり写し出すため、ほとんどは造影撮影を行います。

 検査着に着替え、検査台にあお向けに寝ます。100mlの造影剤(ヨード剤)を静脈注射し、撮影します。1枚の撮影は15~30秒で終了しますが、この間は息をしっかり止め、動いてはいけません。

 検査に苦痛はありません。検査全体は10~15分で終了します。X線の被爆量は問題なく、月2~3回の検査も可能です。小児では、動かないようにするため催眠剤で眠らせてから検査をすることがあります。

当日の朝は絶食

 前日の夕食は普通ですが、当日の朝は絶食です。糖尿病薬以外の常用薬は飲んでかまいません。ただし、たくさんの水で飲むと検査中にむかむかすることがあります。検査後の安静は不要ですが、水分は多めにとりましょう。ヨード剤が尿へ出ます。

 造影剤のヨード剤にアレルギーのある人などは、事前に申し出てください(下記参照)。その場合は単純撮影を行います。

造影剤のアレルギーについての注意

 一般に、検査前には造影剤のヨード剤などに対するアレルギーテストを行いますが、近年は副作用のほとんど出ない造影剤が開発され、それを使っている病院では、テストを行わないこともあります。ただし、アレルギーのあることがわかっている人は、事前に申し出るようにしてください。その場合は、別の方法や検査で調べることになります。

 その他、妊娠中あるいはその可能性のある人は〈造影撮影〉は行いません。喘息(ぜんそく)やそばアレルギーのある人、腎(じん)機能の悪い人は〈造影撮影〉には注意が必要です。いずれも事前に申し出てください。

疑われるおもな病気の追加検査は

◆肺がん→喀痰(かくたん)細胞診、血液検査(腫瘍マーカー:シフラ、SCCなど)、MR、気管支内視鏡、PET-CTなど

◆肺気腫→肺機能など

◆がん性胸膜炎(胸水貯留)→穿刺(せんし)・細胞診など

▲医師が使う一般用語:「シーティー」=英語のcomputer tomography(コンピュータ断層撮影)の略CTから

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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