日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

家庭の医学

皮膚の病気:血行障害による皮膚病

慢性色素性紫斑

まんせいしきそせいしはん、Chronic pigmented purpura

妹尾 明美

どんな病気か

 多くの場合中年以降にみられる下肢の点状出血、毛細血管拡張、褐色調の色素沈着で慢性の経過をたどります。やや男性に多くみられます。臨床症状によりシャンバーグ病、マヨッキー(血管拡張性環状紫斑(かんじょうしはん))、紫斑性色素性苔癬様(たいせんよう)皮膚炎の3型に分けられています。

原因は何か

 真の原因は不明ですが、微小循環障害と血管壁の弱さが関係するようです。時に高血圧静脈瘤(じょうみゃくりゅう)を合併し、これらは静脈圧の亢進が要因と推定されます。

症状の現れ方

 基本的には下腿に多数の点状紫斑が生じ、徐々に進行して大小の紅褐色の色素斑になります。繰り返すうち、下腿、大腿、腰臀部(ようでんぶ)へと拡大していきます。全身症状は伴わず、かゆみはないことが多いようです。

 シャンバーグ病では、斑と斑の間に拡張した静脈あるいは静脈瘤の存在が認められることがあります。

検査と診断

 出血性素因のスクリーニングテストではとくに異常をみることはありません。毛細血管の抵抗力が弱まっているのが認められますが、年齢的条件を加味する必要があります。病変部は明らかな色素の沈着を残すので、診断は比較的容易です。

治療の方法

 根治的な治療法は今のところありません。対症療法的に血管強化薬、止血薬、抗プラスミン薬などが使われます。副腎皮質ステロイド薬の外用が有効なことがあります。

 長時間の歩行や立ち仕事を避けます。静脈瘤を伴う例には弾力包帯、弾力ストッキングをすすめます。慢性かつ進行性で一進一退を繰り返し難治性ですが、自然軽快もありえます。

病気に気づいたらどうする

 病気を正しく把握するためにも、医療機関(皮膚科)で相談してみることをすすめます。

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「家庭の医学」検索サービスは、「六訂版 家庭医学大全科」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

期間限定 日経Gooday マイドクター 登録月プラス1カ月無料キャンペーン 2017年9月1日~10月31日

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について