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皮膚の病気:湿疹・皮膚炎群

単純性顔面粃糠疹

たんじゅんせいがんめんひこうしん、Pityriasis simplex faciei

加藤 則人

どんな病気か

 俗にハタケと呼ばれる、小児や10代によくみられる顔面の円形または楕円形の軽度の脱色素性病変で、小学校児童の約2割にみられるありふれたものです。

原因は何か

 アトピー性皮膚炎の小児にみられることが多く、乾燥しやすい肌質が発症に関係している可能性が指摘されています。

症状の現れ方

 顔、とくに頬や口のまわりに直径数㎝までの白色またはわずかに桃色の円形から楕円形の病変が、ひとつから数個現れ、表面に粉を吹いたような鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれ落ちる角質)がみられ、周囲が少し盛り上がっていることもあります。かゆみなどの症状はない場合が多いのですが、時に軽いかゆみがみられることもあります。夏になるとまわりの皮膚が日焼けするために目立つようになることが多く、冬には皮膚が乾燥して症状が悪化する場合があります。

検査と診断

 粉を吹いたような鱗屑がみられない脱色素斑の場合には尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)の可能性、かゆみが強い場合はアトピー性皮膚炎の発疹の可能性があります。少しずつ大きくなってきてかゆみがある時には白癬菌(はくせんきん)感染症かもしれないので、いずれも皮膚科での診察が必要です。

治療の方法

 数カ月から数年で自然に消えていくことが多いため、外観が気にならなければ放置しておいてもかまいません。鱗屑をとろうとして洗顔をしすぎるとかえって悪化することがあります。ワセリンなどの保湿剤を洗顔後に塗るようにすると次第に目立ちにくくなります。

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