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脳・神経・筋の病気:頭痛を主症状とする病気

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)

ていずいえきあつしょうこうぐん(のうせきずいえきげんしょうしょう)、Intracranial hypotension Syndrome

荒木 信夫

どんな病気か

 脳・脊髄周囲の脳脊髄腔には脳脊髄液が存在していますが、この脳脊髄液が持続的ないし断続的に漏出することによって減少し、頭痛、頸部痛、めまい耳鳴り、倦怠感などの症状を訴える疾患です。

原因は何か

 脳脊髄腔をおおっている硬膜に亀裂などが生じ、脳脊髄腔から脳脊髄液が漏出することが原因となります。

症状の現れ方

 頭痛、頸部痛、めまい耳鳴り、視機能障害、倦怠感などの症状がみられますが、これらは起立位や座位により3時間以内に悪化します。横になっていると徐々に症状が軽快することが一般的です。

検査と診断

 頭部MRIで脳がやや下方に偏位している像がみられることがありますが、常に見られるわけではありません。RI脳槽(のうそう)・脳脊髄液腔シンチグラムを行うと、RI注入3時間以内に膀胱内RIが描出される像や、RIがくも膜下腔外に漏出している像がみられれば診断が可能です。

治療の方法

 まずは、安静臥床と十分な水分摂取が重要です。点滴による水分補給が必要な時もあります。約2週間の安静臥床と十分な水分摂取でも改善しない時には硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)なども考慮することになります。

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