日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

家庭の医学

女性の病気と妊娠・出産:出産と産褥期の異常

会陰裂傷

えいんれっしょう、Perineal laceration

海野 信也

どんな病気か

 分娩の際、腟および会陰部が限界まで伸びきった結果として生じる会陰部の裂傷をいいます。多くは正中部に発生します(図21)。初産婦に多い傾向があります。

 予防のためには、十分な会陰の保護を行う必要があります。しかし、会陰保護のために会陰裂傷の予防にこだわりすぎると、分娩に時間がかかりすぎて胎児の状態を悪化させる可能性があります。裂傷の危険がある場合は、裂傷が生じる前に会陰を切開し、重度の裂傷の発生を予防するほうが合理的です。

原因は何か

 腟および会陰部の伸展性が不十分で、児頭が大きく、急激に出口を通過するために起こります。

症状の現れ方

 児頭の娩出時に会陰部に裂傷が生じ、出血します。腟の奥のほうに向かう腟壁(ちつへき)裂傷を伴うことが多いようです。

検査と診断

 胎児の娩出後、ただちに診察し、裂傷の程度を確認します。裂傷はその深さによって以下のように分類されています。

 ①第1度会陰裂傷:会陰皮膚および腟粘膜のみに限局。

 ②第2度会陰裂傷:会陰筋層の裂傷を伴うが、肛門括約筋(かつやくきん)は損傷されていない。

 ③第3度会陰裂傷:肛門括約筋の断裂が認められる。

 ④第4度会陰裂傷:裂傷が肛門粘膜や直腸粘膜に及んでいる。

治療の方法

 裂傷の程度に応じて、適切に縫合・修復する必要があります。

図21 会陰裂傷

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「家庭の医学」検索サービスは、「六訂版 家庭医学大全科」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

日経Gooday マイドクター 登録初月は無料!

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について