日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

家庭の医学

お年寄りの病気:泌尿器・生殖器の症状

尿がもれる

にょうがもれる、Urinary incontinence

阿曽 佳郎

どのような状態か

 排尿する気がないのに尿が出てしまう状態です。尿道の外括約筋(がいかつやくきん)がゆるんだり、または排尿メカニズム(図6)が円滑にはたらかない場合に尿がもれます。

疑われる病気

 女性で最も多いのは、出産や産婦人科手術などにより外括約筋が傷つけられて、ゆるんでしまう場合です。立ち上がったり、くしゃみをしたり、笑ったりして、腹圧が高くなった時に、外括約筋がしっかりしまらないため尿がもれます。これを腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)(ストレス尿失禁)といいます。高齢女性に多くみられる腹圧性尿失禁は、女性の社会的活動を阻害する大きな要因のひとつになります。

 排尿筋が過敏になり、ある程度膀胱に尿がたまるとがまんできなくなり、トイレに行く前にもれてしまう状態を切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)といいます。これは脳卒中のあとなどにもみられます。

 尿路に障害があったり、前立腺肥大症ぜん/りつ/せん/ひ/だい/しょうが進行すると、極端な場合には、自分で排尿できなくなり、膀胱いっぱいにたまった尿が、常にたらたら滴下している状態(横溢性尿失禁(おういつせいにょうしっきん))になります。

 また、男性では前立腺肥大症に対して尿道を通して内視鏡手術をする際、あるいは前立腺がんの手術をする際に、外括約筋を傷つけることがあり、尿もれを起こすことがあります。

 そのほか、排尿筋が無意識のうちに収縮する過活動膀胱(かかつどうぼうこう)や、脳卒中など各種の神経の病気で起こります。

家庭での対処のしかた

 専門医による正しい判断と治療を受けることをすすめます。

図6 排尿のメカニズム

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「家庭の医学」検索サービスは、「六訂版 家庭医学大全科」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

日経Gooday マイドクター 会員限定記事が読み放題! 登録初月は無料! 登録は今すぐ!

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について