日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

家庭の医学

お年寄りの病気:老年期と病気〈総論〉

老年期の薬の飲み方

ろうねんきのくすりののみかた、Advice for elderly persons on how to take medicines

森本 茂人

お年寄りで増える薬の副作用

 歳をとると、年齢を10で割ったほどの数の病気をもつといわれ、それぞれの病気に対して薬が必要になります。しかし、お年寄りでは、薬の体内での処理能力が落ち、また飲み合わせが悪い薬の組み合わせが増えるなどが原因で、薬による副作用が増えます。時にはそれが原因で体の不調が続いたり、生活能力が失われたりします。お年寄りで体の不調を覚えたら、まずは最近新たに処方された薬の副作用を疑う必要があります。

薬の原則3S

 お年寄りでは、一般に大人の服薬量の半分で十分効果が得られます。また、医師から飲み続けることが必要だといわれる薬以外は、効果が必要な短期間で中止することが副作用防止のために必要です。さらに、複雑な処方は飲みすぎ、飲み忘れの原因となりますので、朝だけ、あるいは朝・夕のみなどの単純な処方をしてもらうことも必要です。

 つまり、small(少量)、short(短期間)、simple(単純な処方)の「薬の原則3S」を心がけることが大切です。

「おくすり手帳」の利用を

 「おくすり手帳」は複数の病院から個人に処方された薬の名前や飲む量、回数などの記録(薬歴)を残すための手帳です。医師、歯科医師、薬剤師にこの手帳を見せることで、同じ薬が重なっていないか、あるいは飲み合わせの悪い薬が処方されていないか等について、確認してもらえます。受診のたびに「おくすり手帳」を持参しましょう。「おくすり手帳」は調剤薬局で無料でもらえます。

服薬管理

 飲み忘れなく薬を服用するために、食事と一緒に薬を準備しておく、ピルケースを用意する、服薬カレンダーを利用するなどがすすめられます。認知症のあるお年寄りでは、できるだけご家族の確認の下で服薬していただくようにすることも必要です。

お年寄りが服用を避けるべき薬のリスト

 日本老年医学会が発行している「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2005」には、「高齢者に対してとくに慎重な投与を要する薬物のリスト」として45種類の薬剤(群)と代替薬が記されています。薬を新たに服用して体調の優れない時は、その薬がこのリストにあがっていないか等、医師や薬剤師と相談してください。

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「家庭の医学」検索サービスは、「六訂版 家庭医学大全科」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

期間限定 日経Gooday マイドクター 最大2カ月無料キャンペーン! 2017年4月1日~5月31日

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について