日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

家庭の医学

子どもの病気:運動器系の病気

肘内障

ちゅうないしょう、Pulled elbow

川端 秀彦

どんな病気か

 日常の場面で幼小児が突然肘を痛がって曲げなくなり、時に上肢全体を麻痺があるかのようにまったく動かさなくなります。反復して起こしやすいので注意が必要ですが、いずれ成長とともに生じなくなります。

症状の現れ方

 ①発病の経緯

 親などが子どもの手を不意に引っ張った時に生じます。橈骨頭(とうこつとう)のごくわずかの亜脱臼が一時的に起こった状態と考えられています。

 ②年齢・性別・左右差

 幼児・小児期にみられ、とくに2~6歳に多い病気です。性差・左右差はありません。

 ③症状

 患肢(かんし)をだらんと垂らしたまま曲げようとしない、患肢に触れようとすると嫌がり泣き出すといった症状があります。関節腫脹(しゅちょう)、熱感、発赤(ほっせき)などの他覚所見はみられません。

検査と診断

 子どもは疼痛のために恐怖心をもっているので、痛がらない部分から触れ始め、肘が痛い場所なのかどうかを調べます。肘内症は単純X線写真上では変化を認めません。X線検査は本当の脱臼や骨折を区別するのに有用です。

治療の方法

 肘を直角に曲げて手のひらを上に向けた状態から、橈骨頭を押し込むようにしながら、ゆっくりと前腕を内側にひねるように回すことで弾発音(コキッという小さな音)とともに整復されます。整復後の固定は不要です。整復が成功すると、患児は肘を曲げて上肢を使うようになります。

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「家庭の医学」検索サービスは、「六訂版 家庭医学大全科」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

期間限定 日経Gooday マイドクター 最大2カ月無料キャンペーン! 2017年4月1日~5月31日

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について