日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

家庭の医学

子どもの病気:発達障害とこころの病気

チック

チック、Tic disorders

榊原 洋一

どんな病気か

 チックは、体の一部あるいは全身が不随意(ふずいい)に瞬間的に動いてしまう病気です。てんかんなどと違い、意識を失うことはありません。瞬間的に声が出てしまうこともあります。

 チックは、一過性チック、慢性チックとトゥーレット症候群の3つに分類されます。チックが1年以内に治まってしまうものを一過性チック、1年以上続くものを慢性チックといいます。体のチックに加えて声の出てしまう音声チックが1年以上続くものをトゥーレット症候群と呼びます。初発年齢は7~9歳です。

原因は何か

 原因は不明です。脳波やCT、血液検査ではまったく異常はありません。トゥーレット症候群には親子や兄弟でともになることがあり、遺伝が関係している場合もあります。

症状の現れ方

 多くは目をぱちぱちさせる、口をゆがめる、首をふるといった小さな運動ですが、ジャンプしたり、体全体を揺り動かすような大きな動きのこともあります。また咳払いや舌打ちがチックの症状である場合もあります。声が出る場合には、単純な声を出す場合もありますが、汚言症(おげんしょう)といって汚い言葉が出てしまうことがあります。

 チックの症状は、本人の意思に関わりなく(不随意に)現れます。精神的緊張があると起こりやすく、また、ある程度起こらないようにコントロールできる場合もあります。

 チックはそれ自体に苦痛はありませんが、人の前で起こると社会的に不都合な場合が多く、そうしたことが本人にとって大きな精神的苦痛になりえます。

 トゥーレット症候群では、身体的なチックに加えて、汚言症などの音声チックが起こりやすく、社会生活上大きな支障になります。また、注意欠如多動性(ちゅういけっじょたどうせい)障害強迫性(きょうはくせい)障害などをいっしょにもつことが多く、社会適応が困難になることがしばしばあります。

治療の方法

 ある程度は、気持ちをコントロールすることでチックを減らすことができることがあります。まわりから注意すると精神的緊張のためにかえってチックが多くなります。

 向精神薬(ハロペリドール、リスペリドン、ピモジド)の服用で症状を軽快させることができます。

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「家庭の医学」検索サービスは、「六訂版 家庭医学大全科」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

日経Gooday マイドクター 登録初月は無料!

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

明日は変えられる。 提供:アステラス製薬

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について