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働く人のココロを鍛える コンディショニング術

「特定の部下への怒りが抑えられない」のはなぜ?

鉄則19:6つのセルフチェックで認知の「歪み」に気付こう

 渡部 卓=帝京平成大学現代ライフ学部教授、ライフバランスマネジメント研究所代表

Uさん(35歳・不動産会社勤務・営業マネジャー)
昔から怒りっぽい性格を自覚していて、自分なりに気を付けている。しかし、仕事のミスを多発する部下がいて、その部下に対してはつい、言葉を荒らげてしまうことがある。最近は、その部下の普段の言動にもイライラしてしまうことがあり、パワハラにならないよう改善したいが、怒りを抑えるにはどうしたらいいだろう。

 前回の「部下への怒りが爆発しそうになったときの対処法は?」に引き続き、部下への怒りをコントロールしたいと悩む上司のケースを考えていきましょう。前回は、 部下の仕事のミスや許しがたい言動に接したとき、湧き上がる怒りが爆発するのを防ぐ方法をお話ししました。

 今回は、その怒りの感情の裏にあるものを考えてみたいと思います。部下のミスそのものよりも、特定の部下に怒りが湧いたり、イライラしてしまったりする場合は、その部下に対する見方(認知)に偏りや誤解があるかもしれません。

部下のミスではなく、部下そのものに対して怒っていませんか?(C)studiostoks-123rf

 私たちの物事の見方や考え方、他人に対する印象や評価などは、「自分」というフィルターを通しているため、必ずしも公正かつ客観的とはいえません。多かれ少なかれ、主観が入るものです。ただ、その主観による思考の歪みが大きくなると、部下への接し方や仕事の進め方、物事の判断の仕方などへの影響も大きくなります。

 例えば、人事考課を行うときは、客観的なガイドラインなどに沿って評価することが大切ですが、そうしたことに気を付けていても、私見を交えてしまう管理職が少なくありません。思考や認知の歪みは、それほど根強いものなのです。

 こうした思考や認知の歪みは、その人の性格によるところもあれば、何かの出来事をきっかけに生じることもあります。自分が抱える不安や生きづらさを隠したり、ごまかしたりすることで、歪みが生じることもあるでしょう。いずれにしてもそうした歪みは、部下との信頼関係を築くうえでの障壁となってしまうので、できるだけ取り払うようにしたいものです。

部下への見方の歪みに気付くためのセルフチェック

 ニュートラルな思考や視点で部下と接していくためには、部下に対する見方に歪みがないか、セルフチェックしてみるといいでしょう。部下に対する見方の歪みにありがちな典型的パターンから、6つのチェックポイントを挙げてみます。

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