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仕事は「クイック&ダーティ」がいい!

鉄則16:真の効率化は「完璧主義の呪縛」を脱した先にある

 渡部 卓=帝京平成大学現代ライフ学部教授、ライフバランスマネジメント研究所代表

Sさん(33歳・教育関連企業勤務)
人事異動で、これまでとは全く違う種類の業務を担当することになったが、ミスをしてはいけないと思うと、一つひとつの仕事に時間がかかってしまう。同僚や上司も忙しそうで、なかなか相談できずにいたところ、期日に間に合わず部署に迷惑をかけてしまった。どうしたら効率良く仕事をこなせるようになるだろう。

 人事異動や就職・転職などで新しい職場に配属されたときは、仕事に慣れるまである程度の時間がかかり、業務の進め方やコミュニケーションに不安を感じる場面も多いかもしれません。しかし、それを1人で抱えてしまっては、仕事が一向にはかどらないばかりか、時にはトラブルやメンタル不調につながることもあります。

日本人は苦手?「完璧じゃなくても早く」という仕事の進め方

完璧を求めすぎてスピードを犠牲にしないように。(c)studiostoks-123rf

 仕事のミスはできる限りしないほうがいいことは確かです。とはいえ、気負いすぎると、完璧を目指すあまり、逆にムダや非効率が生まれますし、精神的に追いつめられてしまうこともあるでしょう。

 私が外資系企業に勤務していた当時、仕事には常に「Quick and Dirty(クイック&ダーティ)」が求められました。これは連載の第1回(「“休み下手”な管理職ほど連休はしっかり休もう」参照)でも触れていますが、「完璧じゃなくてもいいから、早く」といった意味で、「スピード重視で、足りない点はその都度改善していけばいい」という考え方です。

 日本人はもともと真面目で几帳面な傾向があり、修正を良しとしない雰囲気のある職場も少なくないでしょう。私自身もクイック&ダーティの考え方を知った当初は、「早く仕上げることが最優先。そのためには、少しくらい雑になっても仕方がない」というように、妥協的な意味合いで捉えていました。しかし、実際にクイック&ダーティを心がけてみると、この言葉は極めて前向きな姿勢を表していることに気が付きました。多少のミスがあったとしても、早く仕上げれば改善する余地がありますし、上司の意見なども反映して、よりブラッシュアップできる可能性もあるのです。

 職場の慣習や、業務の進め方が複雑化していることが要因で、個々の仕事に時間がかかってしまう場合もあるでしょう。一般社員がそうした慣習やルールをいきなり変えることは難しいかもしれませんが、ルールに沿って仕事を進めながらも、その作業の意義を俯瞰してみて、本当に重要なことは何か、複雑なルールをシンプルに整理できないか、自分なりに見極めていくことが必要だと思います。

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